過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「命より大切な仕事」です。

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心身の健康が伴ってこそ仕事ができるのです

「命より大切な仕事はない」と言いますが、一部には「この仕事に命を賭けても悔いはない」と思いながら、仕事をしている人たちがいます。「仕事が生きがい」という人ですね。そういう人に「命が大切だから仕事を休もう」と言っても、なかなか響きません。

「無理するな」と言われても、世の中には確かに「無理をしないとできない」ことがあります。私自身も、今好きなことを仕事にしているので、気持ちはわかるところがあります。仕事に熱中してしまうと、「この仕事さえ成功すれば、自分はどうなってもいい」くらいの気持ちになってしまうことが、ままあります。

しかし、当たり前のことながら、心身の健康が損なわれたら、その大切な仕事もできなくなってしまいます。目の前の一つ一つの仕事はとても大切ですが、自分の人生も仕事も夢も、その先も長く続いてゆくということを忘れず、「仕事を続けられる心身」を保つことも仕事の一部であることを心に置いてほしいと思います。

筆者プロフィール: 汐街コナ

イラストエッセイを手掛けるイラストレーター。ゆるいオタク。 エッセイ「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」を2017年4月に上梓。ツイッターは@sodium。