昔ながらの老舗から新進気鋭のニューウェーブまで、訪れれば"食い倒れ"たくなること必至のグルメ店がひしめく食の都・大阪。2025年の大阪万博を控え、街の魅力も食文化も更なるパワーアップを遂げています。ここでは、出張のビジネスマンを必ずや虜にする、"地元民が教えるホンマにええ店"をお届け!


近年、ホテルの出店ラッシュが続く船場エリア。ビジネスホテルからシティホテルまで多種多様だが、そのホテルに宿泊する出張族に人気の「ひもの野郎 南船場店」を紹介します。

  • 一番人気のサバは、口に入れると脂がじゅわりと溢れ出す

水分だけを吸収して旨味を凝縮させた"灰干し"の専門店

「ひもの野郎」は、その名の通りおいしい干物が食べられるお店で、地下鉄御堂筋線心斎橋駅と本町駅の中間に位置。周辺には建設中も含めここ1、2年で急激にホテルが増加しており、キャリーバッグを転がしながら歩く外国人やビジネスマンも多く目にする。古くから繊維問屋を中心とした大阪でも屈指のビジネス街であるため、ランチは近所のビジネスマンやOL、夜は仕事帰りや出張中のサラリーマンで賑わっている。

  • 心斎橋と本町の中間に立地するとあって、出張中のビジネスマンも行きやすい

干物といえば、かんてきなどで炙りながら食べるようなイメージを持つかもしれないが、こちらの干物はちょっと違う。塩水漬けされた魚に特殊なセロファンを巻き、灰状に細かく砕いた備長炭でサンドして干す"灰干し"と呼ばれる干物を使用。備長炭が水分だけを吸収するので脂分は残るうえ、魚本来の旨味を凝縮させるため焼き上がりはふっくらジューシーだ。

人気のサバと日本酒でほろ酔い気分に

一番人気のサバ(半身税別690円)を実食。焼き上がりはパチパチという音とともに脂が踊っていて、見るからにおいしそう。さっそく箸でつまんで口に入れるとジュワッと脂が広がり、干物とは思えないほど身はふわふわ。旨いっ! これは日本酒が欲しくなる。約10種揃う日本酒は特に銘柄を決めず、全国各地からその都度異なる銘柄を仕入れているそうで、なかには十四代などの希少な日本酒が入荷するときもあるようだ。

魚は、ほかにもサンマ(1匹税別590円)や鮭(1切税別790円)、アジ(1匹税別790円)、ホッケ(1匹税別690円)なども人気で、つぼだいや金目鯛、のどぐろなどの高級魚(時価)もある。

  • 金目鯛(時価)など、高級魚も人気

ところで「灰干し以外にないの?」との声もあがりそうだが、魚以外にも一品メニューは多彩。塊のベーコンを専用のグリラーで焼き、ぶ厚くカットした炙りベーコン(1人前税別590円)は、これ目当てに来る客もいるほどだそうで、これまた肉厚でジューシー。また、しらすやチーズ、明太子など具が選べる、焼きたての卵焼き(1人前税別490円~)や、イカとネギをバター醤油で炒めたイカネギ(1人前税別490円)も日本酒にぴったりだ。

  • 醤油の香ばしい香りがたまらないイカネギ

締めに人気なのが、甘辛いタレにつけながら焼いた灰干しサバの身をほぐし、ご飯にたっぷりのせた、サバのひつまぶし(税別990円)。ジューシーなサバとタレ、ご飯が三位一体となったウナギもびっくりの一品だ。最初はそのまま、次は薬味で、最後はダシで3度楽しめる。また、焼きサバを酢飯にのせた、焼きサバ寿司(1本税別1,000円)も予約すれば作ってもらえるようで、お土産にも最適だ。

  • ウナギではなく、サバのひつまぶしも名物

店内は1階にカウンター8席、2階はテーブル16席あり。ドリンクと魚、一品がセットになったほろ酔いセット(1人前税別1,000円)や、魚とご飯、味噌汁、卵焼き(ミニサラダ)が付いた夜の定食(1人前税込1,200円、ドリンクセットは税込1,500円)もあり、お一人様ももちろんOK。飲み放題(120分制)がついた宴会コース(税込1名4,000円・4名~)もあり団体でも利用できる。お好み焼きやたこ焼きもいいが、大阪出張の際はひもの野郎で一杯もおすすめだ。

  • 2階席は4名テーブルが4つある

●infometion
「ひもの野郎 南船場店」
大阪府大阪市中央区博労町3-3-12 1F
11時30分~14時、18~23時(L.O.22時30分)
土曜日はランチのみ営業
休み:日曜祝日