メニューの種類がとにかく豊富で定番の洋食や和食のは充実はもちろん、お酒のつまみにも合いそうな一品料理なども取り揃えているファミリーレストラン「ジョナサン」。多彩にラインナップされたモーニングメニューをさっそく実食してきた。

  • ジョナサンのモーニングを実食

あったかお味噌汁と贅沢な和食定食で1日のはじまりを

実家を離れて一人暮らしをはじめてみると、家事をこなすことの大変さに驚かされる瞬間がある。四隅のホコリは驚くほどによくたまるし、食後のお皿洗いはとんでもなく面倒だ。そんな「家事」に対してストレスを感じる社会人は多いのではないだろうか。

そんななか飲食店のモーニングメニューでは、料理とも皿洗いともおさらばして、朝ごはんを堪能できる。ジョナサンでは一汁三菜がしっかりと整った朝食も食べられるそうだ。

今回訪れたのは三軒茶屋駅北口Bから徒歩1分くらいのところにある「ジョナサン 三軒茶屋店」。

  • 電車の出口目の前にあるビルの地下1階にお店をかまえており、Wi-Fiや充電環境も用意されいてるようだ

  • 休日の10時頃に訪れたのだが、仕事中のランチでの来店客やカフェ利用者なども多く、席の3分の2ほどが埋まっていた

ジョナサンのモーニングメニューは平日・休日ともにオープンから10時半まで。三軒茶屋店はまん防時は10時オープンにしていたなど、状況や店舗によって開店時間が異なるので気を付けよう。

モーニングメニューは10種類以上がラインナップされている。筆者が訪れた土曜日には「ホリデーモーニング」なるガッツリめな朝ごはんメニューも用意されていた。今回は和朝食から一番人気だという商品を選択。スープバーは来店客全員がもれなくいただけるのだそうだ。

  • モーニングメニューは「洋食モーニング」「和朝食」からタッチパネルで注文可能

入口の壁やメニューの端などに記載はなかったのだが、スタッフさんに医いてみたところ「ジョナサン 三軒茶屋店」も充電可能でWi-Fi環境あり。前回訪れた「ガスト」もそうだが、すかいらーくグループは店名違えど作業利用に優しいチェーン店営業を行ってくれているようだ。

  • テーブル席の側面にコンセントが2つ設置されていたぞ

  • そしてドリンクバーも充実している模様。モーニングと合わせて注文してみたので、和食メニューの注文に合わせてお茶をチョイス

食後にスープとドリンクバーをいただきつつPC作業をするにもはかどりそうである。料理も届いたところで、さっそく実食していこう。

三陸産 金華さばの塩焼き朝食(799円)

  • 「三陸産 金華さばの塩焼き朝食」(799円)

    「三陸産 金華さばの塩焼き朝食」(799円)

今回の実食では「三陸産 金華さばの塩焼き朝食」(799円)。ジョナサン 三軒茶屋店の朝和食イチ人気な商品とのこと。魚におかず、お汁にごはんと、日本人なら多くの人がほっとするようなラインナップだ。

おかずになる品が多いなか、筆者は白ごはんをプラス110円で「しらすご飯」に変更。後半戦でのお米不足が心配なところだ。

  • 「しらすご飯」にはなめたけ、大根おろし、しらす、青ネギが乗せられている。これを嫌いな日本人は見つけるほうが苦労しそうだ

なめたけの味付けと質感が、爽やかな大根おろしとしらすの塩味にとにかく合う。あたたかい白米にまざり合う豊かな味わいは、これだけでも充分満足できる仕上がりだ。

  • 大根おろしになめたけの味付けがしみ込んで深みを増すのだ

  • お味噌汁には青ネギとわかめが入っているのでしっかり食感も楽しめる

なお、ドリンクバーとしらすおろしご飯、お味噌汁がセットで食べられる「しらすおろしご飯モーニング」(499円)というメニューもあるので、朝は小食だという人はこちらでも充分楽しめるはずだ。

そして本命、金華さばをいただこう。

  • お皿をはみ出すおおきな金華さばには、ひとくちずつに乗せても余りそうなほどたっぷり大根おろしが添えられてるぞ

金華さばとは、宮城県石巻市にある金華山沖で漁獲される、旬で大型な真さばのことをいう。脂が乗りのよい贅沢な味わいが楽しめる点が魅力の魚だ。

自宅で魚を調理するとなると、グリルの掃除やどうしてもこびりつく魚の臭いの処理が億劫でなかなか手を出せないが筆者の本音である。久しぶりに味わうさばの塩焼きにワクワクしつつ、まずは大根おろしを添えてひとくち。

  • お箸を差し込むと、簡単に皮目から身をつかむことができた。お肉質はかなりやわらかそうだ

柔らかな食感と塩味のバランスはちょうどよく、醤油などをかけずともおいしく食べられる。前述通りに魚の脂たっぷりで、じゅわりと広がる旨みに幸福感が満ちていくのを堪能できた。ジューシーな味わいを大根おろしが引き締めてくれるので、最後まで重く感じずに楽しめる仕上がりになっているようだ。

そして生臭さも一切ない。感じられるのは香ばしく焼き上げられた風味とふんわりとした贅沢な質感だ。洋食がメインにラインナップされたモーニングのなかで、ここまで仕上がったさばの塩焼きが味わえるとは正直思わなかったので驚きさえ感じてしまった。

  • 大根おろしに醤油をたらしてから合わせると、コクがプラスされて濃厚な美味しさになってくれるのもまた味わい深い

骨についても、見える部分を取り払ってしまえば簡単にすべてを味わえた。スマートに焼き魚を堪能できる気遣いはうれしいポイントだ。さらに、表面の焼き目がカリっとさプラスしてくれるので、ちょっとした焼き味と食感が味わいのアクセントになっているのもよい。

  • 金華さばの上部にはにんじんと玉ねぎの酢の物にひじきと大豆の煮もの、そしてきんぴらごぼうが添えられている。副菜が3品も乗せられているのは贅沢に尽きる

  • 食事の最後には残しておいた白米に生卵を乗せて即席卵かけごはんをいただく。海苔もセットでついてくるので、くるんでいただけば至高の贅沢気分を味わうことができる

〆には蒸らした掛川茶を一杯。最後まで贅沢な和風な朝を楽しむ

ドリンクバーには茶葉と熱湯を入れて味わう粋な飲み物も用意されており、和朝食の〆にはもってこいである。

  • 気持ち洋風なマグカップに蓋をして、茶葉を蒸らしてからいただく。ここにきてファミレスっぽいバイタリティを感じるのはなんだか良い感じである

ジョナサンといえばファミリーレストランのなかでも少しお高めで、高級感のあるラインナップが印象に合った筆者だったが、それに違わぬしっかりと作り上げられた和朝食に大満足。朝からしっかりとおいしい品を味わいたい人はぜひ一度訪れてほしいところだ。

営業時間はコロナの状況などによって異なる場合もあるため、モーニングを検討する場合には営業時間を調べてから訪れるのが安心だ。自宅での朝ごはんづくりをお休みしたいときには、近場のジョナサンを探してみるのもありではないだろうか。