【実食レポ】サイゼリヤの1,000円モーニング、コスパはいいのか?

安くて手軽においしい本格イタリアンが食べられるイタリアンワイン&カフェレストラン「サイゼリヤ」。多くの都道府県に進出しているサイゼリヤだが、モーニングを実施しているのはごく一部の店舗のみ。今回は「サイゼリヤ ドン・キホーテ後楽園店」でモーニングを実食してきた。

• サイゼリヤでモーニングを実食!

モーニングをしている店舗はごくわずか

モーニングを実施しているサイゼリヤは、都内では「サイゼリヤ ドン・キホーテ後楽園店」と「サイゼリヤ 台場フロンティアビル店」。神奈川県の「サイゼリヤ 藤沢エスタ店」は法華クラブ湘南藤沢のレストランとして提供。千葉県の「サイゼリヤ 舞浜駅前店」は、ホテルドリームゲート舞浜のレストランとしてモーニングは宿泊者限定で提供している。

また、店舗によってメニューや金額は異なるようで、「サイゼリヤ 台場フロンティアビル店」はサラダセットやスープセットが400円、「サイゼリヤ 藤沢エスタ店」はカレーモーニングセット、ホットドッグモーニングセット、スープモーニングセットがそれぞれ1,000円など、実際に訪れる際は店舗ごとに調べてから行くとよさそうだ。

サイゼリヤ ドン・キホーテ後楽園店のモーニングを実食

さて、今回訪れたのは「サイゼリヤ ドン・キホーテ後楽園店」。東京ドームの近くにある店舗で、ドン・キホーテ後楽園店の3階に位置している。ドン・キホーテ後楽園店の入り口にはモーニングメニューの看板が。この看板の向こうにあるエレベーターに乗って3階に向かう。

• 雨風にさらされて年季の入ったモーニングの看板

• エレベーターは潜水艦のような内装。なんだかテーマパークみたいだ

「サイゼリヤ ドン・キホーテ後楽園店」は近くにあるリッチモンドホテル 東京水道橋のモーニングを提供しているよう。ホテルに宿泊している人は食事券を渡して入店、一般客は先払い制で金額は大人(中学生以上)が1,000円、小学生が500円、小学生未満無料だった。

モーニングの時間は、7時から10時で最終入店は9時30分。平日9時頃に訪れたが店内は数人のサラリーマンとホテル宿泊と思われる家族連れがいる程度で静かだった。普段よくサイゼリヤで食事をしている筆者だが、ここまで静かな店内は初めて。ゆったりとした朝の空気が流れていた。

モーニングメニューは3種類

このサイゼリヤのモーニングは3種類を提供。以前はビュッフェ形式のモーニングだったそうだが、今はコロナ禍の影響もあり3種のみを提供しているようだ

今回はメニューで一番大きく掲載されていたホットドッグモーニングセットを注文。入店時に支払いと注文を済ませると、「席はご自由に」「飲み放題なのでドリンクバーからご自身で好きなものをお取りください」との説明があった。

• 飲み放題のドリンクバー。ジュース、コーヒー、紅茶と種類は様々

• お客さんはそれぞれ好きな席に。静かで落ち着いた雰囲気だった

ドリンクバーで選んだコーヒーをすすっているとすぐにモーニングセットが運ばれてきた。メインの焼きたてパン(フィセル)に長めのソーセージが2本、半熟卵とケチャップ、チキンサラダ、スープ、ティラミスともりもりなプレートだ。

• 「ホットドッグモーニングセット」とコーヒー

ホットドッグは自分で作る方式のよう。テーブルに置いてあるフォークを使ってパンに切れ込みを入れ、ソーセージをセットする。パンが結構フワフワで切りにくいので、半ば押し込む形にはなったがホットドッグが完成。不器用ゆえサラダを挟むのを諦めたが、サラダも挟んだり、半熟卵をのせてみたりすれば、より本格的にホットドッグを味わえそうだ。

• パンもソーセージもまあまあ大きい

• ソーセージ、下の方押し込めてなくない? というのは見逃してください

ソーセージはパリッ! プリッ! としていて、油断しているとジューシーな肉汁がはじけ飛ぶ。フワフワのパンにソーセージの塩味とケチャップの酸味が合わさり、寝ぼけた体に塩分が補給されていく。

• サイゼリヤドレッシングはどんな野菜にも合う。ちなみに1本(500ml)での単体購入もできる。価格は500円

チキンサラダは、大きめにカットされたチキンがゴロゴロ入っていて、サイゼリヤドレッシングがかけられている。このドレッシングはサイゼリヤサラダの定番で、まろやかなコクもありつつ酸味もあり、どんな野菜もおいしくなるドレッシング。たっぷりと野菜やチキンに絡めていただいた。

• 温かいコーンスープはほっとするおいしさ

スープはコーンスープのよう。甘みがあるほっと温まるスープは、朝食にちょうどよい。パンに口の中の水分が持っていかれるので、スープで口を潤しながら食べ進める。

• ティラミス、もっと食べたい!

デザートのティラミスは通常メニューよりも小さめな印象。しかし、イタリア直輸入の本格的なティラミスは、柔らかくて口当たりがよく、若干の苦味がより甘さを引き立てていて絶品! 塩気のあるホットドッグやサラダを甘いスイーツで締めくくると、かなりお腹いっぱいになった。

• 牛乳や持ち帰りドリンクカップがあるのはモーニングならでは

ドリンクバーは飲み放題なのでお代わりも。モーニングらしく通常メニューでは置いていない牛乳があったり、ホテル宿泊者は持ち帰りが可能だったりと、昼夜の営業時間とは違うサービスがあった。一方で、調味料コーナーはそのままあったので、オリーブオイルや粉チーズ、唐辛子など自分好みのものを選んでメニューアレンジもできそうだ。

サイゼモーニングのコスパはいかほどか

いつも行くサイゼリヤだがモーニングは初めての体験だった。静かでゆったりと過ごせるので、朝活をするのもよいだろう。

モーニングの量はそれなりにあり、満足できる多さだっだが、普段のサイゼリヤでは「ミラノ風ドリア」(300円)、「ディアボラ風ハンバーグ」(500円)or「若鶏のディアボラ風」(500円)にドリンクバーを付けて1,000円くらいディナーを楽しんでいる筆者としては、1,000円モーニングは若干コスパが気になるところ。

ホテルのモーニングの立ち位置なのでこの金額なのかもしれないが、サイゼリヤなら1,000円でもっと満腹になれるぞ! という気もしてしまう。以前はビュッフェ形式で提供していたようなので、そのスタイルも体験してみたい。

ちなみに近くに「サイゼリヤ 文京区役所前店」もあるのだが、こちらはモーニングを実施していない。訪れる際にはドン・キホーテを目印にお店に向かおう。