JR西日本は2019年3月16日に実施するダイヤ改正について発表し、おおさか東線全線開業にともない新大阪~奈良間で運転開始する直通快速の時刻を公開した。直通快速の新大阪~奈良間の所要時間は52~60分とされた。

  • 3月16日のダイヤ改正に合わせ、おおさか東線新大阪~放出間が開業(2018年11月の報道公開で撮影)

おおさか東線は2008年3月に放出~久宝寺間が開業し、2019年3月の新大阪~放出間開業をもって全線が開業。新規開業区間では、新たに南吹田駅・JR淡路駅・城北公園通駅・JR野江駅の4駅が開業する。おおさか東線の運行体系として、新大阪~久宝寺間の各駅に停車する普通が1時間あたり上下各4本運転(早朝・深夜を除く)されるほか、大和路線へ直通して新大阪~奈良間を結ぶ直通快速も1日あたり上下各4本運転。直通快速の停車駅は新大阪駅・放出駅・高井田中央駅・JR河内永和駅・久宝寺駅と王寺~奈良間の各駅とされた。

新大阪~奈良間で運転される直通快速の時刻は平日・土休日で異なる。平日の奈良発新大阪行は4本とも朝の通勤時間帯に運転され、奈良駅の発車時刻は6時12分・6時37分・7時3分・7時35分。平日の新大阪発奈良行は4本とも夕方以降の時間帯に運転され、17~20時台の毎時41分に新大阪駅を発車し、奈良駅までの所要時間も54分にそろえられた。

土休日は奈良発新大阪行・新大阪発奈良行ともに午前・午後に2本ずつ設定。奈良発新大阪行の奈良駅発車時刻は7時0分・8時10分・15時24分・16時24分、新大阪発奈良行の新大阪駅発車時刻は10時17分・11時17分・17時32分・18時32分となっている。

  • おおさか東線全線開業後、直通快速は207系または321系、普通は201系で運転

おおさか東線全線開業後、直通快速は7両編成の207系または321系、普通は6両編成の201系で運転。尼崎駅から運転される現行の直通快速はダイヤ改正にともない運転取りやめとなる。なお、山陽新幹線沿線をはじめ西日本エリアからおおさか東線経由で奈良方面のアクセスが向上することを契機に、JR西日本は3月16日から6月30日までの期間、奈良方面の観光需要の創出を目的とした観光キャンペーンを実施する予定だという。