JR東日本長野支社は2019年3月16日に実施するダイヤ改正に合わせ、篠ノ井線・信越本線を走る快速「おはようライナー」の運転を取りやめ、E257系の快速列車も車両を変更すると発表している。大糸線の臨時駅、ヤナバスキー場前駅の廃止も発表された。

  • JR東日本の特急形電車189系(写真はN102編成。2015年3月撮影)

快速「おはようライナー」は現在、特急形電車189系を使用し、平日朝に塩尻発長野行で運転。運賃の他に乗車整理券(310円)が必要となる。長野支社の発表によれば、ダイヤ改正に合わせて「おはようライナー」の運転を取りやめ、代わって乗車券・定期券のみで利用可能な快速列車を運転するとのこと。現行の「おはようライナー」と同じく平日のみ運転され、運転時刻は塩尻駅6時57分発・長野駅8時10分着。途中停車駅は村井駅・松本駅・田沢駅・明科駅。使用車両は近郊形電車211系6両編成(定員860名)に変更される。

現行の松本駅20時5分発・長野駅21時8分着の快速列車、長野駅6時55分発・松本駅8時2分着の快速列車は特急形電車E257系9両編成(定員558名)を使用しているが、ダイヤ改正後は両列車とも使用車両が近郊形電車211系に変更される。夜間の松本発長野行は3両編成(定員430名)で運転され、停車駅に稲荷山駅を追加。朝の長野発松本行は6両編成(定員860名)で運転される。これらの車両変更により、松本~長野間の快速列車はすべて近郊形電車211系または通勤タイプの車両E127系による運転となる。

大糸線ではダイヤ改正に合わせ、ヤナバスキー場前駅が廃止に。スキー場利用者のための臨時駅として営業していたが、スキー場の営業が休止となっていることから廃止が決まった。