JR東日本は2019年3月16日にダイヤ改正を実施する。中央線では夜間の帰宅時間帯に青梅・武蔵五日市・高麗川行の通勤快速や東京~大月間直通列車を新設。立川駅から甲府方面の普通列車に関して、利用状況に合わせた運転区間の見直しも行われる。

  • 「青梅ライナー」に代わり、平日夜間に東京駅から中央線・青梅線を経由する通勤快速が運転される(写真は青梅行の快速)

中央線・青梅線では3月16日のダイヤ改正に合わせ、平日朝の通勤時間帯と夜間の帰宅時間帯にE353系の特急「はちおうじ」(東京~八王子間)・「おうめ」(東京~青梅間)を新設。これにともない、現行の「中央ライナー」「青梅ライナー」は運転取りやめとなる。

「青梅ライナー」は現在、平日朝に上り1本、平日夜に下り3本を運転している。これに対し、ダイヤ改正後の特急「おうめ」は平日朝に上り1本、平日夜に下り1本の運転となる。平日夜は特急「おうめ」の他に中央線・青梅線を直通する通勤快速を3本新設し、利便性向上を図る。

通勤快速は3本中2本が東京発青梅行で、東京駅の発車時刻は18時23分・21時22分。青梅駅までの所要時間は東京駅から1時間20分前後、新宿駅から1時間強とされている。残り1本は東京発武蔵五日市・高麗川行で、東京駅を19時25分に発車し、武蔵五日市駅に20時50分着、高麗川駅に20時58分着となる。

  • 立川駅から甲府方面へ向かう普通列車の一部が運転区間見直しに

中央線では夜間の時間帯、現行の高尾~大月間普通列車に代わり、東京~大月間直通の快速を下り1本・上り1本新設。下りは東京駅17時39分発・大月駅19時29分着、上りは19時43分発・東京駅21時35分着で運転される。

立川駅から甲府方面へ運転される普通列車は利用状況に合わせた運転区間の見直しを行い、下りは現行の立川駅17時48分発(松本行)・18時10分発(甲府行)の列車を豊田発、現行の立川駅21時45分発(甲府行)の列車を高尾発に変更。上りは立川駅に10時26分に到着する普通列車に関して、行先を変更して松本発高尾行とする。