テレビ大好き芸人の橋爪ヨウコです。学生時代はテレビの話で友達を作り、恋も仕事もドラマから学んできたと言っても過言ではない! 27年間全クール全チャンネルのドラマ視聴中の“とにかくテレビを愛し!テレビにはまだそんなに愛されていない女…!”そんな私、橋爪がとにかく熱い!と思っているドラマをご紹介する連載シリーズ「こじらせハスキー・橋爪ヨウコの三度の飯よりテレビが好き!」。

今回は、TBSの金曜ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(毎週金曜22:00~)をご紹介したいと思います!

  • 『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』に出演する有村架純 (C)TBS

    『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』に出演する有村架純 (C)TBS

■最高すぎるよ! TBSさん!

『石子と羽男』は、東大卒のパラリーガル「石子」こと石田硝子(有村架純)と、高卒の弁護士「羽男」こと羽根岡佳男(中村倫也)の凸凹コンビがバディを組み、お互いのコンプレックスと向き合いながら成長していく姿をコミカルに描いた、リーガルエンタテインメント。

このドラマのキャストが発表されたとき、「え?? もしかしてTBSさん、私のためにこのドラマ作ってくれてる?」なんて、そんな訳ねーだろ!と全世界からツッコミを受けてしまうほど恥ずかしい勘違いをしてしまうぐらいに私得すぎるものだったため、放送前から全話録画永久保存が勝手に決定していました!

だってだって! 堅物パラリーガルと、天才的な記憶力を持ち合わせながらもポンコツ弁護士という組み合わせだけでも大好物な設定なのに、それを有村架純さんと中村倫也さんの2人が演じるなんて…「最高すぎるよ! TBSさん!」と赤坂に向かって一礼したくなるほどウキウキワクワク。

  • 中村倫也 (C)TBS

まず、この2人のW主演なら「間違いない!」と思わせてくれる安心感はもちろんですが、「羽男」の天才だけど調子に乗りやすく形から入るちょっとダサい部分があるポンコツさも中村倫也さんが演じるからこそ、かわいらしく魅力的だし、「石子」の真面目で気が強くて一見近寄りがたいスペックだけど、全く嫌味がなく温かみを感じるのは有村架純さんが演じているからこそだなとしみじみ。

しかも、それが胸キュンラブストーリーではなく、ガッツリお仕事ドラマのバディものなのが素晴らしい! いや、胸キュンラブストーリーだとしてもそれはそれで全然嫌いじゃないのだけれども…仲良くケンカしながらお互いに無い部分を補っていくバディものがそれ以上に大好きな私としては、毎週楽しみなドラマなのです。

■これが我々が求めている赤楚衛二さんなのよ…

赤楚衛二

そんな石子と羽男の「潮法律事務所」にアルバイトとして入ってきた大庭演じる赤楚衛二さんも最高で、この大庭がちょっぴり抜けている部分が多く…。志望動機に「パワハラで」と正直に書いてしまったり、面白い話をしようと頑張るが「マタニティー…股にお茶で…」と最初にオチを言っちゃったり、女子全員が大好きな“相合傘するときに相手を気遣って自分の肩を濡らしてしまう優男”だったりと、まだ2話しか進んでいませんが早々に「惚れてまうやろー!」と、私の中のチャンカワイが叫び出しています。

「あぁ…かわいい…かわいすぎるのよ…これが我々が求めている赤楚衛二さんなのよ…」と、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の安達っぽい誠実さを感じる役柄にハマっているのです。