さだまさし

そして、何よりも楽しみにしていた理由は、私が母親の影響で5歳からコンサートに通い続け、人生の岐路に立たされたときも必ず素晴らしい歌で救ってくれる、人生に欠かせない生涯の師でもある、さだまさしさんが石子の父・潮綿郎役で出演しているのです!

ドラマに出演することがめったにないさださんが、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の平川唯一役で出演すると知ったときもめちゃくちゃテンションが上がり、早起きが苦手で朝ドラは昼の再放送or録画派なのにもかかわらず、さださんが出演する回はしっかりと早起きしてリアタイしていたのですが、今回まさかの民放連ドラ初出演! 毎週さださんを拝見することができるなんて…「姉さん事件ですっ!」と、30オーバーにしか伝わらないドラマの名ゼリフを繰り出してしまうほどテンション上がりました。

学生時代、ずっと抱いていたサッカー選手になる夢を試合中の大ケガで断たれ、不良の道へ歩みそうになったときに、母親に勧められて聴いたのが、さださんの「不良少女白書」という曲で、この歌詞が当時の自分とリンクし、「このままじゃダメだ!」と不良になるのをやめて、16歳でお笑い芸人になる道を選んだ私。今回さださんが演じる役柄が、庶民の味方で困っている人を放っておけない優しい役なのもピッタリだなと感じてグッときます。

■前掛けが似合いすぎるおいでやす小田

おいでやす小田

しかも、同じく『カムカム』メンバーだったおいでやす小田さんと一緒のシーンが多いのですが、さださんと小田さんの掛け合いがめちゃくちゃテンポ良くて面白いんです。やはり落語研究会出身でライブのトークが面白すぎて、ライブトークだけを集めたCDが発売されるほどのさださんと、演技力とツッコミに定評がある小田さんだからこそできる間合いが最高で、短いシーンではありますが、もっと2人の掛け合いが見たい!とワクワクさせてくれます。

それにしても、今「前掛け-1グランプリ(M-1)」があったらダントツ優勝してしまうほど前掛けが似合いすぎている小田さんは、近所にある商店のおっちゃんを演じさせたら右に出る者はいない!と思うほど安定感が素晴らしいですね。今後もいろんなドラマにご近所のおっちゃん役で出てほしいなと願うばかりです!

そんな最高のメンバーはもちろん! コメディや社会風刺といった様々な要素が絶妙なバランスで描かれている『石子と羽男』。まだまだそれぞれの抱えている部分や、庶民の味方で温厚なさださん演じる潮パパと石子の母がなぜ離婚してしまったのかなど、大きな謎が隠されていて、続きが気になって仕方ありません!

回を増すごとに面白くなっているドラマ『石子と羽男』を、37歳独身後厄の「独子」こと橋爪ヨウコが、最後までしっかり見届けたいと思います! 今夜放送の第3話が楽しみです。

■プロフィール
橋爪ヨウコ
1985年生まれ、群馬県出身。14年に、ドイツみちことお笑いコンビ「こじらせハスキー」を結成し、『ウチのガヤがすみません!』(日テレ)などに出演。ピンでも『週刊フジテレビ批評』(フジ)に出演し、1日12時間のテレビ視聴をノルマと課す超テレビっ子。

ツイッター「@dumeko」
ブログ「橋爪ヨウコの群馬大好きなんさー」
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