長野県のJR中央本線富士見駅は、八ヶ岳が望める標高955.2mの高原の駅。この駅にある「入笠駅そば」は、駅弁販売を行う丸政が営業する駅そば店で、正しい店名は「富士見駅改札横そば店」となっている。

  • 「入笠駅そば」(丸政 富士見駅改札横そば店)で購入したボリューム満点の「豚バラ軟骨そば」(写真:マイナビニュース)

    「入笠駅そば」(丸政 富士見駅改札横そば店)で購入したボリューム満点の「豚バラ軟骨そば」

丸政はここ富士見駅構内で1918(大正7)年に立売りで営業を開始しており、駅そば店は他に小淵沢駅と長坂駅でも展開している。

駅構内にある店舗は、待合室からも駅の外側からも利用できる。ただし、食券は待合室側の券売機でしか購入できないので、外側で食べるときも一度駅に入る必要がある。席は立ち食い用のカウンターのみとなっている。

大きな鳥の唐揚げが入った「山賊そば」(420円)をはじめ、「馬肉そば・うどん」(480円)、「紅生姜天そば・うどん」(400円)、シンプルな「かけそば・うどん」(290円)などのメニューがそろう。

  • 富士見駅は中央本線で最も標高の高い駅だという

  • 券売機のある待合室側の店舗

  • 駅の外側からも店舗を利用できる

今回は「豚バラ軟骨そば」(420円)を注文。大きな豚バラ肉が乗ったメニューは、ボリューム満点で食べ応えも十分。トッピングはねぎのみで、やわらかめのそばは甘めの出汁(だし)にもよく合う。豚バラ軟骨は単品でも注文が可能(130円)で、他のメニューに組み合わせるのもいい。

リーズナブルでボリューム満点。馬肉や野沢菜など長野らしいメニューも味わえる「入笠駅そば」。途中下車してでも食べたい味がそこにはある。