「いい人」をやめられない。嫌われたくなくて本音が言えない。SNSを見て嫉妬してしまう自分がイヤ――そんなモヤモヤした気持ちをノートに書き出し、自分の本音と向き合う「デトックス・ジャーナリング」が注目されています。

『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』(日本文芸社)から、一部を再編集してお届けします。

いい人を演じるのが当たり前になっていませんか?

あなたは「あなた自身」を生きていますか? あなたの思考と感情、そして感覚は、一致していますか? 私たちは、無意識のうちに誰かにとって「都合のいい人」であろうとしたり、「いい子」や「優等生」を演じたりしがちです。

しかし、思考と感情、そして感覚がバラバラになっていると、心がひとつにつながらなくなり、「自分らしさ」がわからなくなります。

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生きるためのエネルギーが不足している状態では、「本当の自分自身を生きている」とはいえないのではないでしょうか。

自分以外の「誰か」になろうとしなくて大丈夫

「こんなことを言ったら嫌われる」「わがままだと思われる」という恐れはあなたの本音にフタをしています。

特に、真面目で責任感の強い人ほど、「優秀な社員でなければならない」「完璧な親でなければならない」という、社会や親から刷り込まれた常識にしばられてしまいます。

あなたが「いい子」や「優等生」を演じているとき、あなたは「あなた以外の誰か」になろうとしています。それは、あなたが生まれ持っている本質や本能を忘れてしまっている状態。本来の自分ではない誰かになろうとする生き方は、あなたの心と体を苦しめるだけです。

あなたが「いい子」を演じ続け、自分の本音を無視し続けると、どうなるでしょう? 脳は「あなたは疲れていない」という偽りのメッセージを出し続け、体を酷使して、細胞レベルのエネルギーの枯渇を起こしてしまいます。

体が「もう疲れた」「楽しくない」という状態なのに、それを脳が無視し続けると、エネルギーは枯渇し、無気力になったり、慢性的な疲労感になったり、原因不明の不調として表れるのです。

もし今、あなたが他人の人生を生きているように感じたなら、それはあなたが「本当のあなた」に戻るための、素晴らしい気づきです。大切なことは、外側にあるのではありません。答えはいつも自分の中にしかないのです。

まずは、自分の心や体の声に耳を澄ませ、「本当はどうしたい?」と問いかけてみてください。

あなたは、完璧でなくてもいいのです。いい子でなくてもいいのです。どうか、自分の本音に気づき、自分を解放してください。あなたはそのままで、生きているだけで100 点満点なのですから。

本心で、本音で、「本当の私」で生きましょう。

人生で大切なことは、それだけなのです。


『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』(日本文芸社)

著者:長沼睦雄(十勝むつみのクリニック院長)

精神科医として多くの悩みに向き合ってきた著者が、「いい人をやめられない」「SNSで他人と比べてしまう」「理由もなく疲れてしまう」といった現代人の生きづらさを解説。話題の「ジャーナリング」を通じて、自分の本音を見つけ、心のモヤモヤを手放す方法を紹介します。

怒りや不安との付き合い方、自分軸の育て方、生成AIを活用した新しいジャーナリング術まで収録。毎日を少しラクにしたい人におすすめの一冊です。