連載コラム『年収350万円で200万円貯めた! 元会社員の節約術』は、若くしてお金を貯めるにはどうすればよいかについて、執筆者の美月小夜(みづきさよ)氏が自身の実体験に基づき、"究極の節約術"を伝授します。


夫に対して期待することをやめてから楽に、家事は最低限にして仕事と子育て

もしかしたら、家族として生活する上で損得勘定で動くと、つまらない人生になってしまうのではないか? 自分が得をするからやる、損をするからやらないというのは仕事上では多少の計算はあっても、この考え方は家族という人間同士の営みの中では成り立たないのではないかと思いました。

子育ては、育てている自分が得をするから頑張るのではなく、子どもの成長する姿を見る楽しみといった親子関係にある愛情や絆が私を動かす力となっているのだと思います。自分ばかりが大変な思いをしているという被害者的な意識が無いと言えば嘘になりますが、損得で考えるのはやはり違うのだと思います。

今だから言えることですが以前、「家事、育児を手伝って欲しいなら、僕以上に稼いできて」と夫から言われたことがあり、この時ほど夫のことを残念な人だと思ったことはありませんでした(そんな夫を選んだ私にも責任は十分にあるのですが…)。生活費ももらっていないのに何をおっしゃる?…と呆然としてしまい、返す言葉が見つかりませんでした。

それ以降、夫に対しては期待することをやめました。期待するから辛くなる。それなら期待しなければいい。それから少し気持ちが楽になりました。家事は最低限にして、可能な限り働きながら子育てをしています。ありがたいのは、夫から家事、育児の完璧は求められていませんので、経済的には厳しいですが、精神的には楽です。年齢的には十分大人な年齢ですが、精神的に大人になるにはまだまだ時間がかかりそうです。

生活習慣としても節約が身についているので、辛いとか面倒とかはなし

金銭的な面では、子どもが社会人になるまでまだまだ長い道のりですが、積立をして備えていますので、ある程度はカバーできると計算しています。これから先はどうなるかは私自身わかりませんが、やはり大切なのは備えでしょうか。それは現金だけではなく、保険、資産運用などを考えていますが、若い時のようにパワーだけで押し切れる年齢は過ぎてしまいましたので、年齢を重ねた現在は、技を駆使して不足しているパワーを補おうと考えています。

やはり、年齢を重ねてもできる節約技とできない節約技があります。しかし、節約の知識があるお陰でどの場面で何をすればムダが減るかがわかるので、骨折り損的な節約はしなくなり、生活習慣としても節約が身についているので特に辛いとか面倒であるとかいった気持ちにはなりません。

毎月決めた額を、教育費や住宅 / 老後などに備えてコツコツと貯める日々

お金の貯まる速度はどうなったかと言えば、子どもが産まれる前の貯めやすかった時期と比べたらそれほど早く多くは貯められませんが、それを言い訳にしてはお金は貯められませんので、毎月決めた額を、これから考えられる教育費や住宅、老後などに備えてコツコツと貯めています。積立の大切さは自分自身で体験済みですので、これだけはやめられません。

そして、結婚してからはお付き合いの出費がふえましたが、それぞれ場面にあわせたお金の遣い方を心がけています。自分だけではなく、夫が身につけるスーツなど身につけるものにも気を付けて、私が夫と選び、支払いは私がしています。その後、夫からプレゼントが届くことはありませんが、見返りも期待していません。妻の務めだと思ってあきらめています。こんな歪(いびつ)な夫婦関係ですが、今のところ最悪な状況ではありません。こうして書かせていただいたことで、モヤモヤとしていた気が晴れていった部分もあります。

節約を始める前はモヤモヤ、目標を持ったことで意識と行動が変わる

節約を始める前の私は、違う意味でモヤモヤとしていました。これから先どうなってしまうのだろうと不安でいっぱいでした。不安ばかりで、何から始めたら良いのかも分からない状態でした。しかし、目標を持ったことで、意識と行動が変わり、目標を達成させたことで自信が持てました。この自信が今に続いています。これから先、まだまだ分かりませんが、この経験を大切にしてこれからも頑張りたいと思います。

長期にわたった連載も今回で一区切りとさせていただきます。多くの方にこのページを見ていただいていると担当の方から伺っており、大変感謝しております。そしてまた、私のような者にこのような機会を与えてくださった担当の方にも、この場をお借りしてお礼を申し上げます。

(※写真画像は本文とは関係ありません)