連載コラム『年収350万円で200万円貯めた! 元会社員の節約術』は、若くしてお金を貯めるにはどうすればよいかについて、執筆者の美月小夜(みづきさよ)氏が自身の実体験に基づき、"究極の節約術"を伝授します。


近所のコンビニすら面倒、インドア派に育っている子供

休日になると子どもに「どこか連れてってよぅ」とせがまれることってありませんか? 私自身が子どもの頃は、休みになると、「どこかへ連れってよぉ」と言うような娘でしたから、うちの子もそのような子になると思っていました。しかし現実のうちの子は、近所のコンビニすら面倒だと言い、お留守番しているから買ってきてと言うようなインドア派に育っています。

子どもが産まれるまでは夫と二人でよく旅行に行っていたにもかかわらず、子どもが産まれたらはほとんど旅行に行くこともなくなってしまいました。我が家は車を所有せず、近所には大人も子どもも楽しめる大型スーパーが無いため、休日は家で過ごしたり時々母子で自転車で出かけるくらいです。

日頃は家で過ごしてばかりなので、旅行に行くといったある意味ちゃんとしたレジャーは経験させてあげたいという気持ちはあります。子どもを連れて早朝からバスツアーで観光地へ行ったことや、飛行機に乗って有名な動物園がある地方まで旅行をしたこともあります。でもいつだって母子二人旅なのです。肝心の夫はと言うと、「ぼくは行かない二人でどうぞ」と言います。

旅行費用は全て全て私が支払い、損得で考えないことに

どうぞと言う割りには1円も出してもらったことはなく、旅費は全て私が支払います。子どもとは言え、それほど安くはなりません。大人一人分とほとんど変わりません。これなら企画した者負けみたいな感じになりますが、私自身が子どもにやってあげたい、経験や思い出を作ってあげたいと思うので、損得で考えないことにしています。

他にも、年末年始、GW、お盆には毎回海や山、大型スーパー、ファミレスがある実家(田舎とも言う)へ母子で帰省をしているので、そこでバーベキューをしたり、雪原や海、山で遊ぶこともできます。帰省をすると大型スーパー、ファミレスへ行きます。子どもの中では、日頃から気軽に行ける場所ではなく、新幹線に乗ってはるばるおじいちゃんおばあちゃんの家に行かないと行けない特別な場所だと考えているのではないかと思います。帰省を含めると、結構な回数、母子で旅行へ行っていることになります。

もちろん、帰省費用も私持ちですが、これは当然と言えば当然でしょうか。私も働いているのですし、自分の好きで行っているのですから。とは言え、収入がある程度安定しているからこそできることであって、安定して働かせてもらっているという面ではありがたいと思っています。そして、自分でお金さえ出せば自由に旅行もさせてくれる夫にはある意味感謝をしなくてはいけませんね。ぼくのお世話は誰がするの? なんてことは言いませんから。

レジャー費は、別口座に貯蓄しておいたらいいのですが、そこまでしっかりと管理ができていないので、普通預金の残高と相談して決めることが多いです。残高の余裕を見て、バスツアーで日帰りか、もしくは飛行機や新幹線を使った泊まりがけの旅行へ行くかを考えます。泊まりがけとなると、二人でもかなりの金額になってしまうので、そう簡単には行けませんが、二人で今度はどこどこへ行きたいねなんて話すのも楽しい時間です。いつかは夫も参加してくれることを少しだけ期待しつつ。

(※画像は本文とは関係ありません)