「都心では物価が高いので、生活していくのが大変だ」または「地方は物価が安いので、生活費が都心に比べてあまりかからない」と世間で言われていることは、本当なのでしょうか。お金の取扱いについて注意することは、都心部と地方部では、違いはないのでしょうか。

連載コラム「地方の生活コストは本当に安いのか?」では、ファイナンシャル・プランナーの高鷲佐織が、実際に東京と地方、両方の生活を経験して感じたことを交えながら、お金に関する情報などをお伝えいたします。

  • ふるさと納税で地方の現地ツアーに参加してみよう!

ふるさと納税を活用して体験してみる

「ふるさと納税」を活用している方の話を聞いてみると、寄附をした自治体から、返礼品として食料品や日用品を頂いているという方が多かったです。全国各地の食品や工芸品等は魅力的ですね。最近では、「もの(物)」ではなく「こと(体験)」を企画して、ふるさと納税の返礼品としている自治体もあります。今回は、ふるさと納税において「体験」である現地ツアー等をいくつかご紹介したいと思います。

そもそも、ふるさと納税とはなにか

過去のコラム「第75回 改めて1から学ぶ"ふるさと納税" (8) まとめ」にふるさと納税の概要や税金のしくみ、ふるさと納税の手続き方法などがまとめられていますので、ご参考になさってください。

また、「第96回 会社員の人がふるさと納税を利用する際の注意点!」や「第97回 ふるさと納税「年末年始」の注意点とは?」は、年末になる前に、実際の寄附先や寄付額を確認しながら読んでいただくと、確定申告の有無や全額控除される納税額の上限が把握できて、間違いなくふるさと納税の手続きができるのではないかと思います。

なお、ふるさと納税については、インターネット上で様々な情報が挙げられていますが、正しく基本的な情報は「総務省 ふるさと納税ポータルサイト」に記載されていますので、ふるさと納税を一から理解したい方は、こちらもご参照ください。

ふるさと納税・現地ツアー等のご紹介

新型コロナウイルス感染症の発生状況も踏まえて、実際に現地に行って体験するツアーもあれば、オンラインを活用して体験するツアーもあります。すでに2022年の実施日が終了しているものもありますが、ご参考までにお伝えいたします。

【1】日奈久ふく福めぐり~ガイドという路地裏ご利益めぐり~1名様分チケット
地域:熊本県八代市
申込期日:通年(何度も申し込みできます)
寄附金額:4,000円以上
実際にガイドさんと一緒にゆっくりと日奈久(ひなぐ)温泉を散策するツアーです。

【2】釧路町ふるさと納税 特別ご招待企画「秋の釧路町オンラインツアー」
地域:北海道釧路町
開催日:2022年11月5日(土) 13:00~14:00
参加資格:釧路町をふるさと納税で応援していただいた方
参加費:無料
ZOOMを使って、オンラインで釧路町内を周遊するツアーです。
参加申し込み方法等は、下記のサイトでご確認ください。

【3】現地からリアルタイムでご案内! 一人でも家族や仲間と一緒にも楽しめる夢たびバーチャル旅行
地域:北海道札幌市
申込条件:何度もお申込みできます
寄附金額:8万8,000円以上
実際にスタッフが観光地を趣き、オンラインで映像を生配信します。現地ガイドとの会話を楽しみながら、オリジナルな旅を実現できます。

【4】終了 JR東日本新幹線総合車両センター見学ツアー
地域:宮城県利府町
開催日:2022年8月19日(金)
寄附金額:10万円以上
普段は見ることができないJR東日本新幹線総合車両センターの敷地内を、センタースタッフ社員の方の説明を聞きながら見学できるツアーだったようです。

まとめ

旅行券や宿泊券をふるさと納税の返礼品としている自治体もありますが、現地ツアーを企画して、実際にガイドとの会話を楽しんでもらう、一般公開されていないような貴重な場所を見学するなど、「体験」を返礼品としている自治体もあるようです。

また、「体験」できる返礼品の中には、その地域の特産品などのお土産が含まれている場合があります。1つの「体験」からその地域への関心が高まり、実際に旅行したり、テレワークで短期滞在したり、また移住することになるかもしれません。ふるさと納税で寄附をして、現地ツアーに出かけるのも良いのではないでしょうか。