真冬に欠かせない休日アウターといえば「ダウンジャケット」。コートより軽量でありながらも、その防寒性は抜群だからこそ、老若男女が愛用する定番アイテムです。ルーツは、カジュアル・アウトドアブランドのエディー・バウアーが、1936年に防寒着として開発したと言われています。

現在では、女性物はエレガントな進化を遂げました。必ずしもジャケットタイプではなく、コートのようなミドル丈・ロング丈も浸透しているのです。ところが、男性の場合、基本的にショート一択なので、着こなしに制限が生まれます。

その結果、着こなしを間違えた40男は「生活感だらけのオジサン」に見えているかもしれません。今回は「ダウンジャケットのNG」について、『38歳からのビジネスコーデ図鑑(日本実業出版社)』の著者がお伝えします。

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  • 40男がダウンジャケットを着る際に注意すること(写真:マイナビニュース)

    40男がダウンジャケットを着る際に注意すること

ジャケットの上にダウンジャケットの組み合わせ

体温を逃がさないよう、割とピタッとしているダウンジャケット。シワシワになってしまうから、下にジャケットを着ることはできません。しかも、男性物はショート丈が多いため、ジャケットがはみ出してしまいます。

にもかかわらず、ジャケットのアウターとして着ている人をたまに見つけますが、これは想像以上に残念な印象です。

文字通り、ダウンジャケットは「ジャケットの役割」も果たしています。ジャケットにジャケットを重ねるのはおかしいですよね。

ダウンを選ぶときは、セーターやスエット、タートルネックなどいわゆる一枚で着られるインナー、もしくは、「シャツ+ニット」という組み合わせを選びましょう。

40男のガチ感は禁物

ブランド創業者のエディー・バウアーさんは、自身の趣味である釣りの防寒着として開発したそうで、その後、寒い地方の作業服として用いられてきたダウンジャケット。

こうした歴史を持つため、ワーク(ガテン系)という印象が拭い切れない場合、40男には厳しいのです。というのも、その人の生き様が出ているともいえる顔のシワが、ファッションではなく「ガチの作業服」を連想させるからです。

それを避けるには、色落ちしたジーンズではなく、黒パンや濃紺ジーンズなどキレイ目なパンツで合わせることが重要です。もしくは、ジョガーパンツで合わせても良いでしょう。また、ダウンジャケットを選ぶとき、必ずしも黒・紺ではなく、青・赤などカラフルな色も選択肢に挙げてみてください。

ここ数年、スポーツ・アウトドアの着こなしは、流行から定番といえるほど一般化してきました。ワークの「カジュアル要素」を脱却し、スポーツ・アウトドアの「モダン要素」を取り入れて、大人の着こなしを目指してみるのがよいでしょう。

  • 黒いジョガーパンツと白スニーカーで、モダン要素を組み込んだダウンジャケットスタイル

    黒いジョガーパンツと白スニーカーで、モダン要素を組み込んだダウンジャケットスタイル

著者プロフィール: 森井良行(もりい・よしゆき)

エレガントカジュアル 代表取締役
20代後半から40代の男性のファッションを「エレガントカジュアル」でワンランクアップさせる「服のコンサルタント」。 街のセレクトショップを歩き、顧客に試着を繰り返してもらいながら、その人に最も似合う服を探していく独自の「買い物同行」は9割以上の高い満足度を誇る。

著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』 (日本実業出版社)