冬の定番アウターとして、老若男女問わず愛される「ダッフルコート」。トグルボタンで開け閉めするデザインや、大きいフロントポケットにフードなど、他にはない「カワイイさ」が引き立っています。ところが、一歩間違えると甘すぎる印象です。

実は、40男にとって「カワイイ」と「キモイ」は紙一重なところがあります。今回は「ダッフルコートのNG」について、『38歳からのビジネスコーデ図鑑(日本実業出版社)』の著者がお伝えします。

  • 40男に危険なダッフルコート(写真:マイナビニュース)

    40男に危険なダッフルコート

学生の印象が抜けない人の共通点

ダッフルコートを選ぶとき、絶対に避けるべき色は、意外にも「黒・紺」です。チェスターのように大人っぽいアウターの場合、これらの色も簡単に決まることでしょう。ところが、地味色のダッフルコートは、学生のイメージが抜けきれないのです。

この印象を拭う最大のコツは「カラーリング」。たとえば、ブルー・オレンジ・オフホワイトなど、まるで女性が選ぶような色を羽織ることで、ダッフルが持つカワイイさが「遊び心」に昇華します。

流行ではなく定番で選ぶ

カラフルなダッフルコートを、日本に浸透させたブームがおよそ6年前にありました。「ニットダッフル」です。イタリアのブランドから火が付いたニットダッフルは、私も含め、さまざまな年代の男性が当時羽織っていました。そして、流行ということも相まって女性の反応は上々だったのです。

ところが、現在ニットダッフルを着ている男性を見かけることはほとんどありません。一度ブームとして火が付いたアイテムは、世間が持っている「昔、流行った!」というイメージを覆すことが難しいからです。

そうした教訓を踏まえ、素材はウールを圧縮したフェルト生地、着丈は極端なショートにしないなど、流行ではなく定番型のダッフルコートを選びましょう。

カワイイとキモイの境界線

カッコいいを求める男性に比べ、女性はカワイイものに反応します。そういう意味でダッフルのデザインは「女性ウケ」抜群です。ただし、なかにはそのカワイイさに、40男の風貌がマッチしないケースがあります。

カワイイさを調整するため、ベージュのチノパンは避けたいところです。ベージュのチノパンで合わせるダッフルコートはカワイイさが行き過ぎて、「キモイ」となるリスクがあるからです。

「若い」と「幼い」は別物です。ダッフルコートを羽織るときは、全身が大人っぽく見えるようダークカラーのチノパン・ジョガーパンツ、もしくは、濃いデニムで合わせましょう。

  • カラフルなダッフルコートに、ブルー系ジーンズや黒や紺チノパンで引き締めてコーディネートすると大人の着こなしになります

    カラフルなダッフルコートに、ブルー系ジーンズや黒や紺チノパンで引き締めてコーディネートすると大人の着こなしになります

著者プロフィール: 森井良行(もりい・よしゆき)

エレガントカジュアル 代表取締役
20代後半から40代の男性のファッションを「エレガントカジュアル」でワンランクアップさせる「服のコンサルタント」。 街のセレクトショップを歩き、顧客に試着を繰り返してもらいながら、その人に最も似合う服を探していく独自の「買い物同行」は9割以上の高い満足度を誇る。ツイッター「@elegant_casual」

著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』 (日本実業出版社)