今回で第4弾となります名刺交換マナー! 前回、名刺の差し出し方を確認していただいたところで、次は相手の名刺の持ち方やテーブルへの置き方など、受け取るときとその後のお作法についてお話しいたします。

え、そこを持ちますか?!

差し出された名刺のいただき方にもマナーがあります。それは、相手の名刺のどの部分を持って受け取るか、ということ。

昨今では、スタイリッシュでお洒落にデザインされたものも多く、文字などの構成もさまざま。名前が名刺の端の方に位置していることも少なくありません。

そこでご注意いただきたいのが、相手の名前が書かれている場所。その上に指を置いて隠してしまうのは好ましくありません。会社名や企業のロゴマークの上にもあなたの親指を置かないよう心配りができるとよいでしょう。

ちゃんと目を通して!

「ありがとうございます」「頂戴します」と受け取った名刺ですが、それを全く見ないのは、相手に興味がない、と受け取られ失礼にあたります。

いただいたら、一旦ひと通り目を通し、「会社は○○駅のお近くになりますか?」「○○様と同じ部でいらっしゃいますね」など、所在地や所属部署など、名刺に記載されている情報から会話ができるようにしたいものです。

テーブルへの置き方

名刺交換が終わり、「どうぞお掛けください」と椅子を勧められ、さあ打ち合わせというとき、あなたはいただいた名刺をどのように扱っていますでしょうか?

すぐに名刺入れに入れて片づけてしまう方もいらっしゃるようですが、きちんと名前を覚える意味も含め、打ち合わせが終わるまではテーブルの上に出したまま、というのが通常となっています。

その際、名刺入れの上に、相手の名刺を置くと、大切に扱っている気持ちを表すことができます。

また、自分の左側に置くのが基本です。これは、右手で文字を書くとき、また、お茶が右側に置かれる際、邪魔にならないようにという理由です。