今までアメリカ西部の国立公園を中心にお届けしてきましたが、今回から場所を移動し、カリフォルニア州を中心に紹介していきます。まずはカリフォルニア州第2の都市、サンフランシスコについて、数回に分けて見所をお伝えします。サンフランシスコは私たちがロサンゼルスに住んでいた頃、1年に1回は遊びに行っていた街でとても親しみがある街です。それでは、サンフランシスコの観光のポイントなどをお話していきたいと思います。

ユニオン・スクエアを滞在の拠点にしよう

サンフランシスコは、小さなエリアに観光スポットがほとんど揃っている。しかも、ケーブルカーなどの公共交通機関が充実しているため、レンタカーを利用しないで街を移動できるのも、観光客には嬉しい。街の中心であるユニオン・スクエア近くには、観光地として有名なフィッシャーマンズ・ワーフへ行くケーブルカー「パウエル・ハイド線」と「パウエル・メイソン線」の発着点があるので、その周辺に泊まるとどこへ行くにもかなり便利である。私たちも車で行った際は郊外に宿泊するが、他の手段で訪れた場合は必ずユニオン・スクエア周辺に泊まることにしている。

サンフランシスコ市街地

サンフランシスコ観光局のウェブサイトによると、ケーブルカーの乗車は5歳以上が1回5ドル、シニアのみ21時以降~翌朝7時まで1ドル(要写真付ID)、5歳未満は無料。また、ケーブルカー、ストリートカー、メトロなどに乗り放題のMUNIパスポートがあり、1日11ドル、3日18ドル、1週間24ドルとなっている。パスポートをうまく活用すると賢い旅ができるだろう。

ケーブルカーです。映画とかで見たことがありますよね

ユニオン・スクエア周辺には、ザ・リッツ・カールトンやハイアット・リージェンシーと言った高級ホテルや、メイシーズやサックス・フィフス・アベニューなどのデパートなどがあり、何をするにも便利。また、ユニオン・スクエアから歩いて行ける所にチャイナタウンもある。ガイドブックに書き尽くされていると思うが、チャイナタウンに行ったら必ず飲茶を食べに行こう。どこでも美味しいので、気に入ったところに入れば大丈夫。私たちも、行くたびに違うレストランで飲茶を食べるが、外れたことはない。

時間があったら歩いてほしいゴールデン・ゲート・ブリッジ

サンフランシスコの観光地として最も有名なのが巨大な橋「ゴールデン・ゲート・ブリッジ」だ。しかし、ここはケーブルカーで行ける範囲ではないため、行くのが少々大変。私たちも一度だけ、ユニオン・スクエアからバスを乗り継ぎ、ゴールデン・ゲート・ブリッジまで足を運んだことがある。だが、所要時間にして1時間以上かかり、バスに乗っている間中「本当にこれで合っているのか」と不安だったのでこの手段はあまりお勧めできない。旅行会社の市内観光ツアーなどを利用する方が確実で、時間も節約できるのでいいだろう。サンフランシスコの有名観光地の中で、ここだけは車があると行きやすい。

ゴールデン・ゲート・ブリッジは、歩いて渡ることができるので、ゆっくり時間が取れるのなら、渡ってみるといいだろう。ただし全長が約2.7kmあるので、気軽にという距離ではない。また、レンタカーなどでの訪問なら、サウサリート側へ渡ってみよう。サンフランシスコ市街地とはまた一味違って、リゾート地のような街並みがそこにある。私たちが良く行く展望台は、サンフランシスコ側から橋を渡り、左側にあるサンフランシスコ・ナショナル・レクリエーション・エリア内に位置している。その中にあるConzelman Road沿いにパーキングエリアが何カ所かある。ゴールデン・ゲート・ブリッジが綺麗に見えるので、お気に入りの場所を見つけ、眺めてみるといいだろう。ちなみにサンフランシスコには、ゴールデン・ゲート・ブリッジ以外に数本の橋がかかっているが、夜景スポットとして有名なのは、ベイブリッジの途中にある「トレジャーアイランド」と呼ばれる島だ。

ゴールデン・ゲート・ブリッジ。サンフランシスコ側からです

ゴールデン・ゲート・ブリッジまで車で行ったら、ついでに近くにある「パレス・オブ・ファイン・アーツ」にも寄ってみよう。これは、1915年に行われたパナマ運河の誕生を祝って開催されたパン・パシフィック博覧会のゲートとして建設された建物で、サンフランシスコのランドマーク的建物だ。現在、ロサンゼルスのディズニーリゾート・カリフォルニア・アドベンチャー(カリフォルニア州がテーマのテーマパーク)にも、この建物が再現されている。また周辺は、少し高級な家が多いのでそれを見るだけでも面白い。

パレス・オブ・ファイン・アーツです

サンフランシスコの街並み。パレス・オブ・ファイン・アーツ周辺

それでは、次回はサンフランシスコの有名観光地、フィッシャーマンズ・ワーフとアルカトラズ島をご紹介します。お楽しみに~。

(写真:フォトアーティスト飯富崇生)

芦刈いづみ&飯富崇生のミニコラム:宿泊モーテルについて その2
安くて良いモーテルは見極めが難しい。まず基本はクーポンブック。クーポンブックで取り上げられている町ならある程度の競争があるので、値段が下がっていると思われる。ただ、そのクーポン表示の値段はあまりあてにはならない。なんだかんだと理由をつけ10ドルぐらいは高くなる。根気よく5~6件近くのモーテル回って、雰囲気と値段を比べてみよう。ただ、一泊19ドル程度のあまり安いところだと、スプリングがギシギシと音をたてるベッドと薄い毛布、シャワーのお湯も出たり出なかったりという部屋になってしまうことも。暖房なども効かない可能性があるので、若い人、体調が良い人、予算が厳しい人以外にはお勧めできない。寒い日は、あまり節約せず50ドルぐらいは出そう。そうすればふかふかベッドと暖房、そして無料コーヒーにありつけるので。それからもう1つ安く泊まるコツは、夕方ぐらいまでにチェックインすること。あまり遅い時間にモーテルを探すと足元を見られて、値段をふっかけられるので要注意。

ホテル選びに役立つクーポンブック

アクセス情報
最寄りの国際空港:サンフランシスコ国際空港 日本からの直行便あり。所要時間10時間程度。
周辺観光地
ヨセミテ国立公園・セコイア国立公園・キングスキャニオン国立公園・モントレー・カーメル・レイクタホなど