「もう人生終わった」今から7年前のデビューした年、大黒摩季との共演を前に、リハーサルで歌詞が飛んでしまった新浜レオン。厳しい言葉を受け、謝罪に向かった先で待っていたのは――。歌手の新浜が、7日放送のTBSラジオの番組『明治チョコレート効果presents 新浜レオン 今日も元気にがんばレオン。』(毎週土曜5:30~)で、今も忘れられない大先輩との出来事を振り返った。

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初めてのイヤモニと大舞台に混乱「もう人生終わった」

思い出すきっかけとなったのは、リスナーから届いたメールだった。札幌のCDショップに置かれた新浜のパネルに、大黒がメッセージを書き残してくれたという。新浜はその話から、デビューした年に横浜アリーナで大黒と共演した時の記憶をたどった。

大黒の代表曲「ら・ら・ら」を一緒に歌えるという、信じられないような機会。しかし、本番前日のリハーサルでは、大きな会場で初めてイヤモニを使うことになり、操作も分からないまま混乱してしまう。そこへ大黒との歌い分けも重なり、歌詞が飛んでしまったという。

新浜の回想によると、大黒はバンドの演奏を止め、「レオンちょっと来なさい」と呼びかけた。そして、「何やってるの? 君を新人と思って呼んでるんじゃないんだよ」と言葉をかけたという。一人のアーティストとして招いたのに、なぜおどおどしているのか。そんな指摘を受けた当時の新浜は、「デビューして1年目の僕、もう終わったと。もう人生終わったと」と、その時の気持ちを明かした。

謝りに行くとハグ 歌詞を忘れたことが理由ではなかった

何度もやり直してリハーサルを終え、新浜は改めて大黒のもとへ謝りに行った。すると、大黒はハグをしてくれたという。

そこで伝えられたのは、歌詞を忘れたことに怒っているわけではないという思いだった。新人としてではなく、新浜レオンというアーティストとして呼んだ。それなのに、堂々とステージに立つことに向き合えていない。その姿に、かつを入れたのだと説明されたという。

その言葉を受け、新浜は「涙がこらえられなくて、うわーっと泣いちゃって」。その後、大黒が帰りの車に乗る際には、感謝を込めて用意していた手作りの抹茶クッキーを渡したそうだ。

ただ、翌日の本番を前にしても、歌詞を忘れた場面が頭から離れなかった。横浜のホテルで、自分の担当部分を何度も何度も繰り返す。「大黒さんにもう絶対に恥をかかせてはいけない」という思いと、「新人と思って呼んでない」という言葉を胸に、眠らずに本番を迎えた。

当日は、間違えることなく歌い終えることができた。大黒から特別に褒められたわけではなかったが、新浜自身も、それが当たり前だと受け止めながら、無事に終えられたことにほっとしていたという。

マネージャーに託されていた「これから座長になってほしい」

本番後、大黒を見送った新浜に、当時のマネージャーから伝言があった。大黒が褒めてくれたのは、前日に渡したクッキーを包んでいた紙。「おしゃれでよかったよ」と、新浜に伝えるよう頼んでいたという。

さらに新浜は、マネージャーを通じて知った、大黒のもう一つの思いも紹介した。厳しく接したことについて、新浜に「これから座長になってほしい」という思いを込めて教えたかったのだと説明し、申し訳なかったという言葉も伝えていたそうだ。

あの時に抱いた気持ちは、今も胸に残っている。「大きくなった姿見せたい」と話した新浜は、思い出の曲を紹介する際にも「うわ、泣いちゃいそう」「本当に泣けてくるわ」と声を漏らす。そして、「心から感謝しています。大きくなった姿、見せたいです!」と当時の大黒への感謝を改めて口にしていた。

【編集部MEMO】
『明治チョコレート効果presents 新浜レオン 今日も元気にがんばレオン。』は、TBSラジオで毎週土曜5時30分から放送。今回取り上げたのは、11月7日放送回で新浜が語った、大黒摩季との共演の思い出。大黒の言葉や当時のやり取りは新浜の回想で、マネージャーに託した思いについても、新浜が伝え聞いた内容として紹介している。