鳥羽水族館は、飼育していたメスのラッコ「キラ」が2026年11月5日10時40分に死んだと発表した。18歳だった。

  • 鳥羽水族館のラッコ=編集部撮影(2026年9月)

    鳥羽水族館のラッコ=編集部撮影(2026年9月)

キラは2008年4月21日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで誕生。2021年3月17日に鳥羽水族館へ入館し、同居するメスの「メイ」とともに暮らしてきた。

キラは2026年4月に18歳を迎え、飼育下のラッコとしては高齢ながら元気に過ごしていたという。8月ごろから足腰に不安が見られたため、飼育担当者と獣医師が検査や経過観察を続け、手厚くサポートしていた。11月4日には治療やケアを優先して展示を中止。翌5日7時ごろに痙攣が確認され、治療室に収容された。保温や酸素吸入、投薬が行われたものの容態は改善せず、飼育係に見守られながら息を引き取った。

獣医師の所見では、死因は呼吸不全による心肺停止と推測されており、今後、病理検査などで詳しい死因を調べる予定。水族館によると、亡くなる前日には寝転びながらも食事をし、食べ終えると首を横に振る姿を見せていたという。

この発表にSNSでは、「キラちゃん天国でゆっくり休んでね」「虹の向こうでリロ兄ちゃんに会えたかな?」「最期は大好きな皆に見守られながら穏やかに旅立ったのですね」「悲しすぎて言葉が見つかりません」「現実が受け入れられない・・・」「声をあげて泣きました」「悲しくて涙が止まりません」と、多くの悲しみの声が寄せられている。

現在、日本国内で飼育されているラッコは、鳥羽水族館のメイ1頭。メイに目立った変化は見られていないが、しばらく観察とケアを続けるため、展示は引き続き中止する。キラへの献花や供物、飼育担当者への贈り物は受け取らないとしており、キラへの思いをつづるメッセージボードを近日中に館内へ設置する予定だという。