フジテレビは5日、同局の会員向け情報サービス「フジテレビクラブ」の会員26,273人分の個人情報が外部に漏えいしたことを明らかにした。同局がメール配信に利用しているアララ社のサービスが不正アクセスを受けたことによるもので、氏名やメールアドレス、会員番号、キャンペーンなどの当選実績が漏えいした。
氏名・メールアドレス・会員番号などが漏えい
フジテレビによると、今回漏えいが確認されたのは、「フジテレビクラブ」の会員2万6,273人分の個人情報。漏えいした情報には、氏名、メールアドレス、会員番号、キャンペーンなどの当選実績が含まれる。
一方、住所、電話番号、生年月日、パスワード、クレジットカード情報については、アララ社のメール配信サービスに登録されておらず、今回の漏えい対象には含まれていないという。
同局は11月2日、アララ社から会員情報が漏えいした可能性があるとの報告を受け、4日に同社の調査結果を受けて、実際に漏えいしていたことを確認した。
フィッシングメールなどへの注意を呼びかけ
現時点では、漏えいした情報の悪用による被害は確認されていない。ただ、フジテレビは、今回漏えいしたメールアドレス宛てに、同局や関係機関などを装ったフィッシングメールが送信される可能性があるとして、注意を呼びかけている。
また、「フジテレビクラブ」を名乗り、当選、キャンセル、返金、本人確認などを理由に、個人情報の提供や支払いを求める不審な連絡にも警戒するよう要請。送信元や内容に心当たりのないメールについては、本文中のリンクへのアクセスや添付ファイルの開封を行わないよう求めている。
同局は「会員の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪。今後、外部サービスの利用におけるセキュリティ管理体制を改めて確認するとともに、社内の情報セキュリティ体制や安全管理についても必要な見直しを行い、再発防止に努めるとしている。
フジテレビクラブのウェブサイトは現在、メンテナンスを実施中。お昼の生放送バラエティ番組『ぽかぽか』の16~27日の観覧については、応募済の人で抽選が行われる。
フジテレビでは10月にも、メディア関係者向けの番組宣伝システム「フジテレビ広報情報急便」への不正アクセスにより、543人分の個人情報漏えいが確認されている。今回の「フジテレビクラブ」の情報漏えいは、外部のメール配信サービスへの不正アクセスによる別の事案となる。
