JR東日本は5日、「モバイルSuica」で購入できる定期券と「Suicaグリーン券」の発売範囲を2027年3月から拡大する予定と発表した。IC非対応駅を発着駅に含む定期券を購入できる「みせるモバイル定期券」を導入するほか、JR東海「TOICA」エリアにまたがる定期券と「Suica」グリーン券も購入可能とする。
「みせるモバイル定期券」は、IC非対応駅で係員にアプリの定期券画面を提示して利用するサービス。これまで磁気定期券でしか購入できなかった、IC非対応駅同士や発着駅にIC非対応駅を含む区間にも対応する。IC対応駅では自動改札機にタッチして利用できる。
通勤定期券と通学定期券を対象とし、JR東日本の路線内で完結する場合の発売範囲は営業キロ60km以内、JR東海の路線にまたがる場合の発売範囲は100km以内とのこと。連絡会社線との連絡定期券、グリーン定期券、小児用定期券などは対象外となる。「みせるモバイル定期券」の有効期間中、チャージ残高を使った定期券区間外の鉄道利用や「新幹線eチケットサービス」などの一部サービスは利用できない。
あわせてJR東日本「Suica」エリアとJR東海「TOICA」エリアにまたがる一部区間の定期券について、従来のカードタイプに加え、「モバイルSuica」でも購入・利用できるようにする。通勤・通学定期券は営業キロ100km以内、グリーン定期券とFREX・FREXパル定期券は運賃計算キロ300km以内を対象とする。ただし、発着駅と経由する途中駅がすべてIC対応駅であることを条件とする。グリーン定期券とFREX・FREXパル定期券は事前申請が必要となる。
普通列車用「Suicaグリーン券」も発売範囲を拡大。「モバイルSuica」で選択できる乗降駅にJR東海の函南駅、三島駅、沼津駅を追加し、「Suica」エリア・「TOICA」エリアにまたがるグリーン券を購入できるようにする。なお、熱海~沼津間の各駅相互間のみ利用する場合は、駅で紙のグリーン券を購入する必要がある。



