一般消費者向け遺伝子検査サービス「GeneLife」を運営するジェネシスヘルスケアは2026年10月29日、「GeneLife 眠りにまつわる遺伝子ランキング」を発表した。分析対象期間は2017年10月31日~2026年9月15日で、研究利用に同意した20歳以上のユーザー31万8,866人の既存データを集計・分析した。
同社によると、睡眠傾向の約4割~5割は生まれ持った遺伝的要因によって決まるとされる。これまでに300万件以上の遺伝子検査を実施してきた実績を持ち、日本人のゲノムデータとして国内最大規模の商用研究開発用データベースを保有しているという。
短時間睡眠傾向が最も少ないのは沖縄県、島根県は最も高い結果に
遺伝子検査の結果から、遺伝子的に短時間睡眠傾向が全国で最も低いのは沖縄県だった。次いで鹿児島県、高知県が続いた。いずれも温暖な気候を有する地域であることから、同社は県民性や土地柄が影響している可能性を挙げている。
この3県は「長時間睡眠傾向」のランキングでも、長く睡眠をとる傾向にある上位に含まれている。全国の都道府県の中でも、遺伝子的に長めに睡眠時間をとる傾向にある地域といえる。
一方、短時間睡眠傾向が全国平均と比べて比較的高かったのは島根県で、次いで秋田県、福島県となった。遺伝子的に睡眠時間が短い傾向にある人が多いと考えられる結果となった。
なお、遺伝子型は生涯変わらないため、遺伝的な判定結果は年齢によって変わらない。ただし、実際の睡眠傾向は加齢などによって変化する。
今回の分析は、GeneLifeの遺伝子検査を受け、研究利用に同意したユーザーのデータを個人が特定できない統計情報に加工して集計・分析したもの。個別のユーザーの検査結果や個人情報を開示するものではない。また、対象はGeneLifeユーザーに限られ、各都道府県や地域の住民全体の傾向を示すものではない。都道府県は検査キットに登録された住所に基づいて分類しており、出身地や居住歴を反映したものではない。
今回紹介された睡眠に関する遺伝的傾向は、特定の遺伝子多型の保有状況から推定した統計的な傾向であり、個人の実際の睡眠時間や生活リズム、健康状態を決めたり予測したりするものではない。実際の睡眠は、年齢や生活習慣、就労環境、気候、健康状態などの環境要因にも大きく影響される。
なお、気候や県民性、土地柄などが地域差に影響している可能性についても、因果関係を科学的に検証・証明したものではない。今回の分析は情報提供を目的としており、医学的な診断や助言、治療を行うものではない。睡眠に関する症状や不安がある場合は、医師などの医療専門家への相談が必要となる。
出典:ジェネシスヘルスケア『GeneLife 眠りにまつわる遺伝子ランキング』(2026年10月)


