askenは2026年9月3日、「秋の睡眠の日」に合わせ、早稲田大学の柴田重信名誉教授、310LIFEと共同で、『あすけん』の食事記録データとGoogle Fitbitの睡眠データを統合解析した大規模研究の成果を発表した。2025年9月1日から11月16日までに記録されたデータを対象に、1日3食の食事記録と同日夜のFitbit睡眠記録が30日以上ある利用者を抽出し、延べ約38万件のデータを分析したもの。
睡眠の質が良い人は6つの栄養素の摂取量が多い
分析では、睡眠効率85%以上かつ睡眠時間6時間以上の「良質・長時間」群を設定。「良質・長時間」群は、睡眠の質が低い群と比べて、カリウム、ビタミンA、マグネシウム、たんぱく質、食物繊維、カルシウムの6つの栄養素の平均摂取量が多かった。
深い睡眠が多い人はたんぱく質や食物繊維を多く摂取
深い睡眠の割合が多い人では、たんぱく質、食物繊維、カリウムの摂取量が多い傾向がみられた。さらに、運動量が多く、飲酒量が少ないという共通点も確認された。日常生活のなかで記録された大規模なデータから、日々の食事や生活習慣と深い睡眠との関連が示された形となる。
睡眠の質が良い人は朝食をしっかり摂る傾向
食事のタイミングにも特徴がみられた。
朝食と夕食のエネルギー摂取量の比率である「朝夕比(朝食/夕食)」を比較したところ、睡眠効率85%以上かつ睡眠時間6時間未満の「良質・短時間」群は、睡眠効率85%未満の群より朝夕比が高かった。睡眠時間が短くても睡眠の質が良い人は、夕食に偏らず、朝食もしっかり摂っている傾向がみられた。
さらに、睡眠セグメントとBMI別に朝夕比を比較すると、どちらの睡眠セグメントでも「肥満2度以上」の群が最も低かった。特に睡眠効率が低くBMIが高い群では朝夕比が0.49となり、夕食のエネルギー摂取量が朝食の2倍を超えていた。
また、深い睡眠の割合が多い群では、少ない群と比べて朝食のエネルギー摂取割合が高かった。一方、夕食のエネルギー摂取割合には大きな差がみられなかった。
これらの結果から、睡眠の質や深い睡眠の割合が高い人は朝食をしっかり摂る一方、睡眠効率が低くBMIが高い人では夕食にエネルギー摂取が偏る傾向がみられた。
「何を食べるか」だけでなく、「いつ、どのように食事を配分するか」という観点から睡眠との関係を分析したことで、時間栄養学の観点からも新たな関連が示された。
なお、今回の研究は介入を伴わない観察研究であり、食事や生活習慣と睡眠との因果関係を示すものではない。




