元プロ野球選手の“デーブ大久保”こと大久保博元氏が、YouTubeチャンネル『デーブ大久保チャンネル』で公開された動画「【巨人の背番号55・秋広優人に何が?】ソフトバンクで戦力外…デーブが理由を徹底解説!」に出演。現在のプロ野球界における指導環境について、自身の考えを語った。
デーブ大久保氏が現在のプロ野球界における指導環境に思うこと
大久保氏は、現在のプロ野球界の指導環境について「今の時代の良さ。怒られないんで、のびのび野球やります」と切り出し、「これは一つ、すごくいいところ。だから、ピンチで行こうがチャンスで行こうが、自分を保ちやすいです」と説明。
続けて、「『怒られたらどうしよう』『打てなかったら怒られちゃう』『使ってもらえない』って時代じゃないです。だから、もう本当にパフォーマンスは出しやすい。これ一番の利点」と、現在の環境を評価した。
一方で、「ただ、日本は正直、人数が少ないんだから、いい選手も少ないわけですよ」と、米国と日本の選手層に対する自身の印象を述べ、「日本の場合、ちょっと厳しくでも鍛え上げなきゃいけないっていうのが正直あるんですよね」と打ち明ける。
その上で、「それが今しない時代ですし、なんならもう選手が『コーチに怒られた』って球団に言う。球団に言うと、球団が『そんな指導してんのか』なんてなってしまう時代なんで」と指摘。
さらに、「コーチも食べてかなきゃいけないと思ってる人が多いですから。そうすると、ぐーっと思っても黙ってるっていう。『ダメだな、こいつも。本当、練習しなきゃ良くなんねえ』って思っても言わない。『私はここで食べてくんです』ってなっちゃうんですよ」と、指導する側の事情についても言及した。
そして、「そうなると悪循環で選手は育たない」と述べ、「のびのびやるったって、実力がなければ自律神経も安定しないですよね」と持論を展開。最後に、「やっぱり実力、体力をつけなきゃいけないっていうのが一番になってくるのに、そこを今、指導方法が非常に難しい」と、現在の育成環境について語っていた。
【編集部MEMO】
『デーブ大久保チャンネル』は、西武の一軍打撃コーチ、楽天の監督、巨人の一軍打撃チーフコーチなどを務めた、元プロ野球選手の“デーブ大久保”こと大久保博元氏によるYouTubeチャンネル。清原和博氏や愛甲猛氏、広澤克実氏、槙原寛己氏をはじめとするレジェンド選手をゲストに迎えた動画が人気を博しているほか、野球界のニュースや自身の近況についてもトーク。巨人のコーチを退任する際には、原辰徳前監督からの招聘秘話、コーチ就任時の率直な心境を涙ながらに語った動画が注目を集めた(※動画「【報告】巨人軍を退団して、居酒屋の親父に戻ります。」にて)。
