10月23日、銀座おのでらが東京都豊島区の「ハレザ池袋」内に「廻転鮨 銀座おのでら ハレザ池袋店」をオープンする。都内では連日満席となる本店(表参道)に続く、都内2号店だ。
本格的な寿司を、気軽に。幅広い客層がターゲット
銀座おのでらは「銀座から世界へ」をコンセプトに、「鮨 銀座おのでら 総本店」をはじめとして江戸前寿司をさまざまな業態の店舗で展開。一部の店舗ではミシュランガイドの一つ星を獲得している。
今回オープンする「廻転鮨 銀座おのでら」は、銀座で寿司を味わうよりも、ハードル低く寿司を楽しめるのが特徴だ。ちなみに廻転鮨という名前だが、日本の店舗は実際に寿司はまわっておらず、気軽に入店できることを表現している。つまり、注文ごとに握られた寿司を楽しめる。
都内2店舗目を池袋に出店したのは、幅広い客層をターゲットにしたため。代表取締役社長の木村吉孝氏は、「本物の寿司を、ビジネスパーソン、ファミリー、外国の旅行者の皆様に楽しんでもらえたら」と話す。銀座おのでらはほかにも、カウンター鮨入門店の「鮨 銀座おのでら 息子」という業態を展開しており、本格的な寿司を気軽に味わえるお店に注力している。
木村氏「表参道はハイエンドなお客様が多く集まる一方、池袋はより幅広い方々が集まる街です。ハレの日に池袋で映画を見て、本物の寿司を味わうという、贅沢だけれど気軽に楽しめるようなお店でありたいです」
池袋店限定品も。ライブ感あふれる「廻転鮨 銀座おのでら ハレザ池袋店」
廻転鮨 銀座おのでらがオープンしたのは、ハレザ池袋のHareza Tower 1階。カウンター(28席)とテーブル席(6名×2卓)の全40席だ。天井にはイカ釣り舟の明かりをモチーフにしたランプが飾られ、カウンターでは職人が寿司を握る姿を目の前に食事を楽しめる。注文はタブレットから行えるのも便利だ。
寿司は一貫もしくはセットから好きなものを注文することができ、注目は「まぐろ」。銀座おのでらは豊洲の有名仲卸「やま幸」と協業しており、年初に行われる豊洲市場新春まぐろ初競りでは、母体となるONODERA GROUPが過去に合計6回(2018年・2021年~2025年)一番まぐろを落札しているほど、まぐろに注力している。
やま幸まぐろの中でも、人気は「中トロ」。産地はその時々によって変わるが、取材日は青森県大間産だった。仕上げに煮切り醤油をハケで塗った生本まぐろは極上。一流の食材を、気軽に味わえるのが廻転鮨 銀座おのでらの魅力だ。
「本気のやま幸ツナマヨ軍艦」も注目の一品。やま幸まぐろを低温調理し、マヨネーズと和えた贅沢な軍艦だ。一般的なツナマヨに比べてワンランクも、ツーランクも上のツナマヨは、新しい寿司体験を楽しめる。
鮨 銀座おのでら 総本店の1人あたりの予算は2〜3万円前後で、特別な日にこそふさわしい名店。しかし廻転鮨 銀座おのでらには、総本店と同じ仕込みで仕上げられた寿司ネタもあり、カジュアルに本物の味を楽しめる。
「江戸前仕込み 煮穴子」もその一つで、総本店と同じ仕込み。提供前に煮汁で再度温めるひと手間を加えることでふっくらとした穴子となり、溶けるような舌ざわりが絶品だ。江戸前寿司ならではの赤酢のシャリとも相性が良く、ボリュームもあり、高い満足感と幸福感を得られる。
ライブ感あふれるパフォーマンスもユニーク。この日は真鯛の活け締めが目の前で行われ、さばきたての真鯛を使った寿司が楽しめた。
季節によってフェアメニューも登場する。「戻りガツオ」はもっちりとした味わいで、秋ならではだ。
寿司と一緒に味わいたいのは、熊本・千代の園酒造の純米酒「泰斗」。熊本の酵母、熊本の美味しい水、熊本県産山田錦にこだわった日本酒で、銀座おのでらが厳選する新鮮な魚と赤酢のシャリにマッチする。この泰斗を注文すると「泰斗、いただきました!」とスタッフが元気よく“泰斗コール”を行いながら、コップにあふれるほど注いでくれるのが廻転鮨 銀座おのでらの名物。ただ寿司を味わうだけではなく、ワクワクするようなサービスで食事を盛り上げる。
寿司のあとには「〆のラーメンにぼし」を。にぼしがふんだんに香り、〆の一杯としてつい注文したくなる。
廻転鮨 銀座おのでら ハレザ池袋店限定品として注目したいのが「日本橋榮太樓監修 黒みつとつぶあんのミニ抹茶パフェ」。1818年創業の日本橋榮太樓が監修した特別な一品で、2027年1月末までの期間限定で展開する。味の決め手となるのは、日本橋榮太樓の北海道産小豆のつぶあんと沖縄県産黒糖の黒みつ。もちもちの白玉や、濃厚な抹茶ゼリーとともに堪能できる。
こだわりの寿司を、肩肘張らずに楽しめる「廻転鮨 銀座おのでら ハレザ池袋店」。池袋は映画館、水族館、劇場など多彩なエンターテインメント施設があり、その帰り道に「ちょっと贅沢に、寿司を食べようか」と立ち寄りたくなる店だ。特に「やま幸まぐろ中トロ」と「江戸前仕込み 煮穴子」は要チェック。回転寿司チェーン以上、高級寿司店未満の新たなお店を体験してみては。
※記事内の価格は取材日時点。今後変更になる可能性もあり。















