ヒカリナは2026年10月20日、「子どものお金への親の関わり方」に関する調査結果を発表した。調査は、2026年8月12日~8月13日に全国の20~59歳の既婚男女3,563人を対象にスクリーニング調査を、8月24日~8月31日に同調査で小学生から高校生の子どもがいると回答した982人を対象に本調査を、それぞれインターネットで実施した。
子どもにお金の管理を任せる親は年齢とともに増加、高校生では58.9%
お小遣いなど、子どもが日常的に使うお金の管理に親がどの程度関わっているか聞いたところ、全体では「ほぼすべて親が管理している」が27.7%、「基本的には子どもに任せている」が26.4%となった。
子どもの年齢別に見ると、「ほぼすべて親が管理している」は小学生低学年が44.6%、小学生高学年が24.2%、中学生が19.1%、高校生が15.8%となり、年齢が上がるにつれて割合が低下した。一方、「基本的には子どもに任せている」と「ほとんど関与していない」を合わせた割合は、小学生低学年が10.8%、小学生高学年が27.5%、中学生が43.7%、高校生が58.9%となった。小学生低学年と高校生の差は48.1ポイントで、子どもの成長に伴ってお金の管理を本人に任せる親が増えている。
今後の関わり方についても、「小学生までは親が管理し、中学生以降は少しずつ本人に任せたい」が30.1%、「中学生までは親が管理し、高校生以降は本人に任せたい」が27.1%、「高校を卒業したら本人に任せたい」が15.2%となった。年齢に応じて段階的に本人へ任せていきたいと考える親が多いことがうかがえる。
子どものお金の使い方を把握したい親は83.1%、年齢による差は小さい
子どものお金の使い方について、親としてどこまで把握したいか聞いたところ、「基本的には把握しなくてよい」「わからない」以外を選んだ、何らかの情報を把握したい親は83.1%だった。
子どもの年齢別では、小学生低学年が83.9%、小学生高学年が85.1%、中学生が84.9%、高校生が77.5%となり、大きな差は見られなかった。
前項では、子どものお金の管理を本人に任せている親の割合が、小学生低学年から高校生にかけて48.1ポイント増えていた。一方、何らかの情報を把握したい親の割合は、子どもの年齢による変化が小さい結果となった。
また、管理を子どもに任せている親317人に限っても、「基本的には把握しなくてよい」と回答した人は16.4%にとどまった。管理を本人に任せることと、お金の使い方を把握しないことは、別の考え方であることがうかがえる。
銀行アプリで使いたい親子向け機能、1位は子ども名義口座の残高確認
子どものお金の状況を把握するため、銀行アプリにあったら使いたい親子向けの機能を最大5つまで聞いたところ、最も多かったのは「子ども名義口座の残高を親のアプリで確認できる」で31.1%だった。
次いで、「子どもの利用履歴を確認できる」が25.4%、「子どもの利用時に親へ通知が届く」が18.5%、「利用上限を設定できる」が18.3%、「親から子どもへアプリでお小遣いを送れる」が16.1%、「一定金額以上の利用時に親の承認が必要になる」が13.3%となった。「特に使いたい機能はない」は23.4%だった。
「子ども名義口座の残高を親のアプリで確認できる」と「子どもの利用履歴を確認できる」のいずれか一方でも選んだ親は44.3%だった。子どもの年齢別では、小学生低学年が43.6%、小学生高学年が47.2%、中学生が42.7%、高校生が43.1%となり、ここでも大きな差は見られなかった。一方、「年齢に応じて親の管理範囲を変更できる」は5.7%、「子どもが成長したら本人管理に移行できる」は7.8%だった。
子ども名義の銀行口座を作ったきっかけは「お祝いなどを貯めるため」が46.8%
子ども名義の銀行口座を初めて作ったきっかけを聞いたところ、最も多かったのは「出産祝い・入学祝い・お年玉などを貯めるため」で46.8%だった。次いで「子ども本人のお金として分けて管理したかったため」が21.9%となった。なお、子ども名義の銀行口座がないと回答した親は11.2%だった。
子どもの名義口座を作る銀行を選んだ理由を最大3つまで聞いたところ、1位は「親自身がその銀行を使っていたから」で37.8%だった。
次いで「自宅や生活圏に店舗・ATMがあったから」が23.1%、「日本全国どこにでもある金融機関で安心だから」が15.5%となった。一方、「アプリやネットバンキングが使いやすそうだったから」は5.3%、「子ども向け・親子向けの機能があったから」は4.5%だった。
親子向け機能が充実した銀行、63.8%が口座開設や利用に前向き
残高や利用履歴の確認といった親子向けの機能が充実した銀行があった場合、口座開設や利用を検討するか聞いたところ、「子ども名義の口座開設を検討する」が27.5%、「興味があるので何かのタイミングで検討したい」が15.3%、「親子で利用する銀行として検討する」が13.3%、「親自身の口座開設を検討する」が7.7%となった。これらを合わせた前向きな回答は、全体982人の63.8%だった。子ども名義の銀行口座を持っている親に限ると、親子向け機能が充実した銀行の口座開設や利用に前向きな回答をした割合は69.4%となった。
また、銀行アプリで使いたい親子向け機能について、子ども名義の銀行口座を持っている親のうち「特に使いたい機能はない」と回答した人は16.7%だった。
これらの結果から、子ども名義の銀行口座を持つ親の間では、親子向け機能が充実した銀行の利用を検討する意向に加え、具体的な機能への関心も見られた。
さらに、今後子ども名義の口座を新たに作る、または増やすとしたら、どのようなきっかけが考えられるか聞いたところ、「子どもがお小遣いやお金を自分で管理するようになったとき」が32.4%で最も多かった。
次いで「アルバイト代など本人の収入を受け取るようになったら」が23.7%、「中学・高校など進学のタイミング」が13.6%となった。
ヒカリナ調べ






