ファミリーマートは10月20日から、パンにチョコをかけた「本気のチョコがけパン」シリーズとして「本気のチョコクリームパン」「本気のチョコデニッシュメロンパン」「本気のチョコクイニーアマン」を発売する。なぜいまチョコなのか? 商品名の「本気」とは?
なぜ今「チョコ×パン」に注目?
ファミリーマートが10月20日から発売するのは、パンにチョコをかけた「本気のチョコがけパン」シリーズの3種類。
メディア向け発表会に登壇した、ファミリーマート 商品本部 スイーツ部長の鈴木崇義氏は、「ファミリーマートのパンカテゴリーは3年連続で、過去最高日商を更新しています。これにはお米の価格が高騰などのいろんな社会背景も追い風になっている側面はあるかと思いますが、パンに求められる価値も時代とともに変わってきていることを感じています」とパンの売上が好調であると話す。
今回、なぜ「チョコがけパン」の開発に至ったかについて鈴木氏は、「物価高が続く中で、お客様は食べ物を買うときに“失敗したくない”という意識がすごく高まっています。そこで、これまで親しまれてきた商品やカテゴリーなど“間違いなく美味しい”と確信できる定番商品の需要が増加していると感じております」と語る通り、これまでファミリーマートでヒットしてきたパンも「生コッペパンシリーズ」「超もっちりパンシリーズ」など、ベースは馴染みのある商品ばかり。その定番商品にプラスアルファの要素を加えたものが好まれる傾向にあるのだ。
さらに、現在チョコレートの原材料が価格高騰しており、チョコレート自体の価格も2022年から右肩上がりに上昇し続けている。「チョコが高くなったから買うのを我慢する機会が増えた」と回答する消費者は約8割にものぼる。
鈴木氏は「チョコが高い今だからこそ、手軽で満足感が味わえるパンでチョコレートを楽しんでいただきたい」と話し、「食事の満足感と甘いものが食べたいという欲求と1つで同時に満たせる」、コスパもタイパもいいパンを目指すと話した。
クリームパン・メロンパン・クイニーアマン……それぞれチョコとどう組み合わせた?
ここからは、「本気のチョコがけパン」シリーズの3商品を詳しく見ていこう。
まずは「本気のチョコクリームパン」。この商品はクリームパンだとひと目で分かるように、オーソドックスなグローブ型の形状を採用している。口にした時にひと口目からチョコが感じられるのが特徴で、中に入っているクリームはちょっと濃厚なチョコクリームと、そして滑らかなチョコクリームの2種類を使用している。最初から最後までチョコを食べている実感が堪能できる、満足感がある商品だ。
「本気のチョコデニッシュメロンパン」は、パンの中でも非常に人気の高いメロンパンをチョコがけで仕上げた。生地にはバター風味の軽い食感のデニッシュ生地を使用し、上部分にはチョコ風味のビスケット生地を使用、さらに角切りのチョコをトッピングしている。通常のメロンパンよりも「チョコを食べてる!」感を強めるべく、噛み応えのある角切りチョコで食感も楽しめる一品だ。
最後は、「本気のチョコクイニーアマン」。ここ数年でコンビニパンの中でも人気が急上昇しているクイニーアマンをチョコ風味のデニッシュ生地で再現。中にはチョコクリームを包み、チョココーチングも施している。中にはクイニーアマンの特徴でもある飴のパリパリ食感も楽しめる。
パン好き協会会長も認めた!? こだわりとは
発表会の後半にはパンの魅力を広く発信すべく日本最大級のパンイベント「パンマルシェ」のプロデュースや各種イベントなどを手掛ける、一般社団法人パン好き協会会長の石臥博代(いしぶしひろよ)氏が登壇。
石臥氏は近年のパン市場の動向について、「物価高の影響で、パン業界でも値上がりが大きな問題になっています。直近の2カ月連続で31,000品目の価格が上昇していますが、これは一時的なものではなくて、常に物価高が私たちの課題になってるということでもあります」と話し、「私たち消費者は、パンを選ぶ場合でも"選ぶ目的"を考えるようになっている」と強調した。そんな石臥氏はチョコもパンも楽しめる「本気のチョコがけパン」シリーズに対し、「値段以上の体験ができることが期待できる」と感じたという。
鈴木氏も「開発にあたっては、“この価格でどれだけ楽しめるか”はやっぱり意識しなければいけないところでした。お客様も"大体、菓子パンってこれぐらいの価格だよね"というラインがある。この価格を著しく超えるとよくないので、トータルでどうやってチョコの満足感&贅沢感を感じていただけるかなと考えた」と話す。
石臥氏は、「『本気のチョコがけパン』シリーズはどれもチョコの使い方・味わい方が全然違っていて驚きました。パン好きの私としてはクリームパン・メロンパン・クイニーアマンのどのパンにも“絶対おいしい定義”があるんですが、どのようにそれぞれのパンのおいしさを高めましたか」と問われると、鈴木氏は3種に共通していることとして、「チョコの味わいがしっかりと感じられるチョココーチングを使用した」と明かした。
チョコのベースには味のしっかりしたガーナ産のチョコレートを使用し、さらにパティシエも採用するコートジボワール産のチョコレート、さらに華やかな香りのエクアドル産と3か国のチョコレートをブレンドすることによって、余韻の香りまでチョコの風味が楽しめる工夫を凝らしたという。
チョコレートの細かいこだわりを聞いた石臥氏は、「そんなにこだわっていたなんて! それを聞いてもう一度食べたくなりました!」と驚いていた。
















