――撮影はほぼ順撮りだったそうですが、会社や部屋での2人のシーンで楽しかったこと、難しかったことがあれば教えてください。
鈴木:難しかったのは……上野が部屋でコーヒーを淹れるシーンがあるんですけど、予想以上にお湯がめっちゃ出ちゃうんですよ(笑)。本当は神田をずっと眺めていたいであろうシーンのはずなのに、内心「ジョボジョボジョボジョボ出ちゃうな……」と思いながら淹れてました(笑)
押田:それで言ったら、俺はサンドピクチャーを動かすシーンがめっちゃ難しかった! あんなの、いくら狙おうと思ったって絶対狙えないのに、ほぼ俺のせい(で撮り直し)みたいになってたから、現場でみんなから「もう、岳くん……!」みたいに責められましたけど、「いやいや絶対こんなん無理でしょ!」って思ってました(笑)
――実年齢は押田さんのほうが年上ですが、現場では兄貴的な感じだったのですか?
押田:いや全然。精神年齢は仁のほうが上なんで。
鈴木:そんなこともないですけど……(笑)。もちろんリスペクトはあった上で、今回はあくまでも「上野と神田」として向き合いたいなと思っていたので、最初から何も言わず「対等に行かせてください」という気持ちで、まっすぐ行かせてもらいました。同い年の友達同士というか、本当に「上野と神田」ぐらいのバランスだったと思いますね。
――お互いに「助けられた」と感じた瞬間や、「ここはすごい!」と感じたところは?
押田:仁には、「座長とはこういうものだ」と教えていただきました。意識せずとも、毎日現場にちゃんと“上野”を連れてくるんですよ。「俺についてこい!」って、背中で引っ張っていける船長タイプなところは、やっぱりすごいなと思いました。
鈴木:演じてるんだよ(笑)
押田:「ついてこい!」っていう意識はないのかもしれないけど、自然とみんながついてくるような……。
鈴木:岳くんも、常にテンションが安定してたよね。それにはすごく助けられた。
押田:それは単純にこの現場が楽しかったからっていうのもあるけど、僕、役に憑依することはできないけど、現場に入ったら毎回“その役”っぽい動きにはなるんです。本当の俺は、基本ロー(テンション)だからね(笑)
鈴木:なるほどね。あれは岳くんじゃなくて、あくまでも神田だったのか。別にすごくテンションが高いとかでもないんだけど、常に一定のベースで元気だったから、浮き沈みがあまりない人なんだなと思ってた。
もし同じ会社の同僚だったら…
――おふたりでよく盛り上がった話題や、共通の趣味はありましたか?
押田:例えば、「音楽」とか「スポーツ観戦」とか、「好きなことの大枠」は一緒なんです。でも、いざ「何が好き?」と聞かれると、「サッカー」と「格闘技」とか、「韓国アイドル」と「昭和歌謡」とか(笑)。お互い地味に交わらないんですよね。
鈴木:そういえば、K-POPのアイドルグループって、メンバーが5~6人とかいたりするじゃないですか。岳くんの推しメンバーを、俺、全部当てられるんです(笑)
最初の1人を聞いて好きなタイプが分かった瞬間、「このグループなら、多分この子じゃね?」みたいな感じで、6~7グループで試したところ、見事に全部当てましたから(笑)。俺とはちょっとタイプが違うというか。お互いに推しが被らないんですよ。
押田:全然被らない。もしも合コンをやったとしても、被らなくていいよね(笑)
――もしおふたりが同じ会社の同僚だったら、どんな部署の仕事が合いそうですか?
鈴木:それは現場でも話したよね。岳くんは、総務向き。きっとどこの部署に行っても君なら大丈夫でしょう。人と関わって、お互い補い合える人な気がします。
押田:仁は、企画開発とか商品開発とかが向いてるんじゃないかなって。自分の好きなものがしっかり見えているし、仁は「0→100」が苦手っていうけど、「これを作ってください」っていう「1」があれば、それで自分の好きなものを肉付けして面白いものを作りそうな気がするので。
鈴木:それを言うなら、「0→1」ね(笑)。1をちょっと広げるのは好きかもしれないですが、一回「興味がない!」ってなったら、俺は本当に何にもできなくて……。

