青森県の山中で道に迷い、偶然たどり着いたのは、かつて多くの犠牲者を出した遭難事故にまつわる場所だった。その夜、温泉宿に泊まった安住紳一郎アナは、翌朝、思いもよらない光景を目にすることに――。4日放送のTBSラジオのラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(毎週日曜10:00~11:55)で、安住アナがかつて青森を旅行した際に経験した、不思議な出来事を振り返った。

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    安住紳一郎アナ

カーナビを使わず青森の山中へ 日が暮れて不安に

この日は、中澤有美子アナに代わってアシスタントを務めた佐藤さやかアナが、家族で青森県を旅行したことを報告。奥入瀬などを訪れたという話から、安住アナもかつて青森を旅行した際の思い出を語り始めた。

「私、このラジオでも20年ぐらい前に話しましたけど、奥入瀬渓谷で迷っちゃったんですよ。怖かったなあ(笑)」

当時、盛岡で借りたレンタカーを運転し、ある温泉宿を目指していたという安住アナ。車にはカーナビが付いていたものの、あえて使わずに走っていたそうだ。

その理由について、「私ちょっと偏屈なところがあるから、カーナビとかに頼ってたら本当にただ目的地に着くだけになるから、やっぱり道中ね、いろいろ好奇心に任せて見ないとという気持ちが強くって」と説明。旅先では自分の感覚を頼りに、寄り道を楽しみたいという思いがあった。

しかし、奥入瀬周辺を走っているうちに、辺りは次第に暗くなっていった。山中には街灯もなく、気づけば周囲は真っ暗。それでも安住アナは、ここでカーナビを使うのも違うような気がして、右へ左へと車を走らせ続けたという。そして、偶然たどり着いたのが、八甲田山で起きた旧日本陸軍の遭難事故にまつわる場所だった。

明治時代に多数の犠牲者を出した事故の記憶が残る場所に、道に迷った末に行き着いてしまった安住アナ。「震え上がっちゃってね」と当時の恐怖を振り返り、そこでようやくカーナビを起動。文明の利器を借りて、無事に温泉宿へ到着したという。

翌朝、白いシャツに無数の穴「スピリチュアルな世界に…」

ところが、不思議な出来事はそれだけでは終わらなかった。

宿に到着した安住アナは、着ていた白いシャツを脱いで部屋の隅に掛け、温泉や食事を楽しんだ。そして翌朝、チェックアウトしようと再びシャツに袖を通したところ、異変に気づいた。

「白いシャツがさ、左胸の辺りから、散弾銃で撃たれたように穴が開いてたの。ボロボロになって」

前日に訪れた遭難事故の場所が頭をよぎった安住アナは、「昨日、遭難の地のところに行ったから、そういうことになってんの?」と驚いたそう。

「俺、スピリチュアルな世界に生きてんだなと思って」

そんなことを考えながらも、ほかに着る服がなかったため、穴の開いたシャツをそのまま着て宿を後にしたという。しかも、それは安住アナがバーニーズ ニューヨークで購入した、気に入っていたシャツだった。左胸付近には五円玉ほどの大きさの穴が7~8個開いていた。

しかし、帰りの車を運転するうちに、「どう考えてもおかしい」と思い始めた安住アナ。なぜシャツに穴が開いたのか、冷静に考えてみることにした。

恐怖の出来事に隠された意外な可能性

そこで思い出したのが、前日に盛岡で食べた食事だった。安住アナによると、ジャージャー麺のような料理を食べた際、肉そぼろの汁が白いシャツに飛び散っていたらしい。

そして、そのシャツを自然豊かな温泉宿の部屋に掛けておいたことから、ある可能性に思い至ったという。

「どうやらネズミのチューくんがさ、『これ、いい匂いするわ』と思ってさ、シャツをかじってたらしいのね、多分」

遭難事故にまつわる場所を訪れた翌朝、突然シャツに無数の穴が開いていたという不可解な出来事。安住アナは、食べ物の匂いにつられた小動物がシャツをかじったのではないかと推測したのだった。

恐怖の体験から一転、なんとも拍子抜けするような結末に。回想を終えた安住アナは、「奥入瀬、全然良さが伝わんないでしょ」と自らツッコミを入れ、佐藤アナは「いや、伝わります」と笑いながら応じた。

それでも安住アナは「びっくりした。でも、とってもいいとこね」と、青森の旅を懐かしんでいた。

【編集部MEMO】
『安住紳一郎の日曜天国』は、安住紳一郎アナがパーソナリティを務めるTBSラジオの生番組。2005年4月にスタートし、現在は中澤有美子アナがアシスタントを担当している。次回、10月11日放送のメッセージテーマは「いまだに慣れないこと」。俳優の上白石萌音がゲスト出演する予定。メッセージが採用されると、オリジナルポストカード「途中下車シリーズ 北九州・旦過市場」がプレゼントされる。