――2シーズンにわたって同じ役で向き合いました。相手の演じるキャラクターについて、変化、深化を感じた部分はありましたか?

和田:目ですかね。前回の小田島は片岡への復讐心からくる、ギラっとした部分がベースだったと思うんですけど、Season2では、柔らかい部分を目からすごく感じました。

高橋:和田さんの中で、より片岡が染みているんだなと感じました。Season1よりも片岡の人間らしさが一層出ていて、もっと身近に感じられました。

――お互いの素顔を少し教えてください。

和田:スタッフさんが「大翔の性格は思春期の男の子みたい」と言っていて、確かにそうだなって。大事にしていることが傍から見ても分かりやすいし、僕も同じなのですごく共感できるんですけど、感情の浮き沈みの波がとても分かる子なんです。良い性格だと思います。現場で感じるそういった感情の波も、僕は楽しんでいますし、できれば、大翔にもずっと思春期でいてほしいです(笑)。50歳になっても思春期、みたいな感じで。

――いろいろ感じたことを素直に受け止めながら。

和田:めっちゃ大事なことだと思います。一喜一憂したほうがいいと思います。

高橋:2をやってみて、1のときの和田さんは、ちょっと頑張っている面があったんだなと感じました。周囲への気配りというか、世話焼き感というか(笑)。2はもっと肩の荷が下りていたというか、自由奔放にしていた気がします。

和田:あんまり意識はしてないんですけどね。もともとの性格がそうなんだと思います。

高橋:2では和田さんもよりみんなを信頼してくれていたのだと思います。その分、開放感のある和田さんだったなと感じます。

「今の自分の核となる作品」Season2で見せる2人の成長

――Season1がとても支持されました。本シリーズは、おふたりの俳優としてのキャリアにおいてどんな意味を持ち始めていますか?

和田:僕は『あなたを殺す旅』でBLジャンルに飛びこめたのですがこの作品にはもっと期待していますし、自分のキャリアにも、作品自体にも、もっともっとドライブがかかればいいなと思っています。

高橋:『あなたを殺す旅』で、僕のことを知ってくれた人がたくさんいますし、僕自身もこの作品を生き抜いた自信があります。間違いなく今の自分の核となる作品だと思うので、感謝しています。

――最後にSeason2配信に向けて、メッセージをお願いします。

和田:実は、Season2の終着点をどこに持っていくか、ずっと悩んでいたんです。お客様がどういうものを求められているのか、というところまで含めて話し合った時期もあって。明確な答えが出たわけではないんですけど、撮影が始まってから見えてくるものもあるよね、というところに落ち着いた部分もありました。その中でも、最終話のフェリーの上のシーンは今回すごく大事にしていて、僕なりにこだわった部分でもあるので、ぜひそこも楽しみにしていてほしいです。

 Season1は余白が多かった分、受け取りきれなかった部分もあったかもしれないんですけど、Season2はとても受け取りやすいと思います。画や言葉で、愛や憎しみをわかりやすく伝えているので、2で初めて見るという方も増えると思います。そこからまた、Season1の魅力を知ってもらえるいい機会になればいいなと思いますね。Season2の1話を見て、またSeason1にも戻ってきてほしいです。

高橋:Season1は含みのあるシーンが多くて、趣深い面白さという感じでした。原作者の浅井先生もおっしゃっていたように、Season2はVシネ的な要素がある分、強めで分かりやすいです。上條監督もそこは意識されていたので、アクションはもちろん、今回、随所に垣間見えるヤクザ感をより意識しました。そういうシンプルな面白さがSeason2の良さにつながっているのかなと思います。

 あわせて、小田島と片岡と同じように僕たちもこの1年間で間違いなく成長していると思います。Season1を客観的に見て「Season2ではもっとこうしよう」と思った部分もありました。そこは絶対に進化していると思いますので、僕らの成長も込みでこの作品を楽しんでいただけたらと思います。

●和田雅成
1991年9月5日生まれ、大阪府出身。大阪を中心に活動したのち、13年より拠点を東京に移す。舞台を中心に、映像作品でも活躍。アーティストしても活動している。主な作品に舞台『刀剣乱舞』シリーズ、主演ミュージカル『ヴィンチェンツォ』、主演舞台『花郎~ファラン~』などがある。ドラマでは21~24年の『あいつで上手で下手が僕で』シリーズにレギュラー出演、24年の『神様のサイコロ』が単独初主演。ラジオ番組『和田雅成のオレナリにやってます』に出演中。

●高橋大翔
2000年8月19日生まれ、大阪府出身。『MEN'S NON-NO』専属モデル。主な出演作はドラマ『BLドラマに女はいらない』『離婚後夜』『今際の国のアリスシーズン3』、映画『赤羽骨子のボディガード』『わたしの幸せな結婚』など。