• 『絶景&世界遺産 火曜の良純孝太郎』岩田絵里奈、石原良純、小泉孝太郎 (C)テレビ朝日

    『絶景&世界遺産 火曜の良純孝太郎』岩田絵里奈、石原良純、小泉孝太郎 (C)テレビ朝日

石原良純と小泉孝太郎がMCを務めるテレビ朝日『火曜の良純孝太郎』。同番組は、10月から『絶景&世界遺産 火曜の良純孝太郎』にリニューアルし、毎週火曜20時からの2時間をレギュラー枠とする。これまで1時間のレギュラー放送に加えて拡大スペシャルを多く編成し、それぞれの企画が好評だったという同番組。国内企画に加え、海外旅行に行きにくい状況の中で、海外の映像や世界遺産を扱う企画を増やすことから、「それを収容できるという意味では、枠を拡大した方がいい」(寺田局長)と判断したという。

テレビ東京は前述の通り、金曜20時台の『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』を19時30分スタートに30分拡大。テレ東の近藤部長は、この1年平均で1時間枠の個人視聴率が2.58%だったのに対し、1時間半の拡大版が3.3%、2時間半以上になると3.42%まで上昇した実績を挙げ、「ぜひ所さんの力を借りて、ここに賭けたいということで拡大編成を決めました」と狙いを明かした。

ゴールデン帯の“長尺レギュラー番組”は、すでに珍しい存在ではない。TBSでは『CDTVライブ!ライブ!』が月曜19~21時、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』が木曜20~22時、フジテレビでは『千鳥の鬼レンチャン』が日曜19~21時、『超調査チューズデイ~気になる答え今夜出します~』が火曜19~21時と、2時間を基本単位とするレギュラー番組が増えてきている。

番組の毎分視聴率を見ると、放送開始から時間がたつにつれて数字が上がっていくケースもあり、1時間で番組を切り替えると、そこで積み上げた視聴者をいったん手放してしまうリスクがある。そのため近年は、1時間のレギュラー番組を2~3時間の拡大スペシャルとして放送するケースも多い。フジテレビの土曜G帯で、『新しいカギ』と『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』が原則週替わりで2時間半枠(※関東地区など)に編成されているのが好例だ。

そうした長尺化のメリットを生かしながら、同じ時間帯での放送頻度を上げることで視聴習慣の定着も図る――その発展形として、“長尺レギュラー番組”が増加傾向にあるとみられる。一方、長尺化には相応の制作コストや制作体制も必要となるため、どの番組でも安易に採用できる戦略ではない。今後、こうした編成がさらに広がっていくのか注目される。