• 『THE FLOOE』岡田准一 (C)日テレ

    『THE FLOOE』岡田准一 (C)日テレ

改編のポイントを絞った中で、2局から相次いで起用されたのが岡田准一だ。

日本テレビでは、前述の『THE FLOOR』でMCを担当する。世界30カ国以上で放送されているフォーマットで、日本では今年3月に特番として初放送。それから約7カ月でレギュラー化する。

平井杏奈プロデューサーは岡田の魅力について、陣取りサバイバルゲームを率いる「総大将」のような佇まいがありながら、関西出身ならではのユーモアも併せ持つ点を挙げる。さらに、レギュラー初回の収録では32人の挑戦者全員について事前に調べ、一人ひとりに話を聞いて魅力を引き出していたといい、「制作もとても刺激を頂いています」と明かした。

一方、TBSでは岡田とロバート・秋山竜次による『今さらシロー! ~テストに出ないが役に立つ~』が、月曜22時へ進出。2025年4月に特番としてスタートし、同年10月に深夜帯でレギュラー化。今年4月には土曜昼へ移動し、10月からGP帯へ。岡田にとって、TBSのGP帯レギュラーは『学校へ行こう!』以来18年ぶりとなる。

河本恭平プロデューサーは、番組開始時の打ち合わせで、岡田から「やるからには全力でやります」「とにかく岡田准一で遊んでほしい。僕に気を使わないで、岡田准一を使ってほしい」と言われたことを明かし、「この番組に対して真摯(しんし)に取り組んでくださって、本気で頑張ってくださっている。これが本当に番組の一番の武器」と胸を張る。

『THE FLOOR』では大人数の挑戦者を束ね、それぞれの個性を引き出すMC。『今さらシロー!』では、自身も全力でロケに飛び込むプレイヤー兼MC。異なる方向から岡田の“人を見る力”と“自ら動く力”を生かす2本が同時に始まることで、岡田の魅力が一層広がる秋となりそうだ。

  • 『くりぃむトーク!超体験!?グランプリ』くりぃむしちゅー (C)フジテレビ

    『くりぃむトーク!超体験!?グランプリ』くりぃむしちゅー (C)フジテレビ

くりぃむしちゅーも2局で新番組 特番からスピード昇格

2局で新レギュラーが始まるのが、くりぃむしちゅー。

フジテレビでは、『くりぃむトーク!超体験!?グランプリ』が木曜23時にスタート。今年2月に第1弾、7月に第2弾の特番を放送し、10月にはレギュラー化するというスピード展開となった。

木月洋介総合演出・チーフプロデューサーが見どころとして挙げるのは、2人のトーク力。ゲストが“超体験”を持ち寄る番組でありながら、それを聞いた上田晋也と有田哲平が「自分はこういうことがあった、ああいうことがあった」と予定になかった話を次々と始め、「我々も予想つかない形になって、スタジオがどんどんグルーヴ感ある感じで盛り上がっていく」という。

テレビ朝日では、特番として放送してきた『日曜くりぃむ雑学』を、『土曜くりぃむ雑学』として毎週土曜18時30分から編成。こちらも、今年1月の第1弾から、1年たたずしてレギュラー化される。

特番時代から、上田を父、有田を長男に見立てた設定で展開しており、越後圭祐ゼネラルプロデューサーは、2人を中心とした「一家のおしゃべりな家族空間」を楽しんでほしいと話す。単に問題を出して答える雑学番組ではなく、“知ったことを誰かに話したくなる”感覚を、長年コンビを組んできた2人の自然な掛け合いで見せていく。

エピソードをきっかけに話が次々と連鎖するフリートークと、家族のような空気の中で雑学を語り合うスタイル。企画は異なっても、2局が共通して頼るのは、テーマを受けて展開を広げられるくりぃむしちゅーの掛け合いのようだ。

ちなみに上田は、現状のレギュラー番組が終了しなければ、秋からレギュラー番組14本という異次元の領域に(※毎週土・日曜出演の『Going! Sports&News』を2本とカウント)。これに加え、企画・監督・出演を手がける縦型ショートコントコンテンツ『うえだしんや界隈』のセカンドシーズンにも意欲を示しているが、テレ朝の寺田局長は「事務所さんともご相談して、無理がないということでスケジュールを切っていただいています」とした。