「思わず“本物だ!”と興奮してしまいました(笑)」――。10月12日にスタートするフジテレビ系ドラマ『救命病棟24時』(毎週月曜21:00~ ※初回15分拡大)に、木戸大聖、萩原利久、白石聖が出演する。3人はいずれも医療シーンに初挑戦し、江口洋介演じる進藤一生、松嶋菜々子演じる小島楓とともに、救命救急の現場で価値観をぶつけ合う新世代の医師たちを演じる。

  • (左から)木戸大聖、萩原利久、白石聖

    (左から)木戸大聖、萩原利久、白石聖

インタビュー動画が1週間で100万再生突破

1999年に誕生した『救命病棟24時』は、救命救急の現場で命に向き合う医師や看護師たちを描く医療ドラマ。第6シリーズとなる今作は、2013年の第5シリーズ以来13年ぶりの復活で、現代を舞台にしたフジテレビ制作の連続ドラマとしてシリーズ最多記録を更新する。

孤高の天才救命医・進藤を演じる江口と、かつて彼の下で学び、数えきれない命を救ってきた救命医・小島を演じる松嶋も16年ぶりに再集結。8月26日の発表後には関連ワードがSNSでトレンド入りし、江口と松嶋のインタビュー動画は、フジテレビ公式・フジテレビドラマ公式YouTubeでの累計再生数が1週間で100万回を突破した(9月1日14時時点)。

今作のテーマは「変わりゆく時代の中で失ってはいけないもの」。「働き方改革」「世代間の違い」「次世代の成長」「命の選択」など、時代の変化とともに移り変わる医療現場の状況や問題を描いていく。

木戸大聖、一匹狼の専攻医役

木戸が演じるのは、都立第三病院救急科の専攻医2年目・宮沢蓮。幼い頃に父を病気で亡くし、母子家庭で育った。経済的に余裕のない環境から給付型奨学金を得て医学部へストレートで合格。周囲の誰よりも努力し、自分には能力があるという自負を持つ一方、自ら積極的に周囲になじもうとはしない一匹狼的な存在だ。

今回、初めて医師役に挑む木戸は、『救命病棟24時』を一視聴者として見てきたといい、その世界に宮沢として入れることを「本当にうれしかったです」と振り返る。

救急科医を演じるにあたり、オペシーンの手技だけでなく、医師同士によるスピード感のある連携も重要になる。「実際にその場にいる感覚を大切にしながら、役を通して挑戦していきたいです」と意気込む。

江口、松嶋とはともに初共演。初対面では「進藤先生と小島先生がいる!」と感動したそうで、2人について「とても温かく、お芝居の細かな話も親身になって聞いてくださいます」といい、「全身全霊で向き合えるのがとても楽しみです」と期待する。

宮沢については、自分の腕や技術が周囲より優れていると考える一方、医師としてはまだ足りない部分も多い人物と説明。「そんな宮沢がどう成長していくのか見届けていただけたらうれしいです」と呼びかけた。

萩原利久「『救命―』と同い年なんです」

萩原が演じる天野智也も、救急科の専攻医2年目。都内で総合病院を開業する家の跡取り息子で、代々医師の家系だったため自身も医師の道へ進んだ。業務にはきちんと向き合うものの責任は負いたくなく、専攻医の期間を無難に終えて実家の病院に入ろうと考えている。

1999年生まれの萩原は「僕、『救命―』と同い年なんです」と、シリーズとの意外な共通点を明かす。オファー後には過去作を改めて鑑賞し、「自分が生まれた頃から続く、歴史あるドラマに出演できることはすごくうれしい」と喜んだ。

江口とは今回が初共演、松嶋とは映画『ミステリと言う勿れ』以来の共演となる。過去シリーズを見て準備をしてきたこともあり、リハーサルで2人を初めて目の前にした瞬間は「思わず“本物だ!”と興奮してしまいました(笑)」という。

一方で2人は柔らかく気さくで、疑問も構えずに話せる雰囲気を作ってくれているそう。「チャレンジしやすい環境でとてもありがたいです」と感謝した。

天野については「“Z世代”を象徴するようなキャラクター」と表現。地頭が良く、空気も読めて流れに身を任せることは得意だが、責任から逃れようとしたり、目標を持てなかったりする一面があるという。

自身も天野と同世代だけに、その感覚には共感できる部分もあるといい、「良い悪いではなく、進藤先生や小島先生の世代とは異なる考え方やマインドを持つ天野を丁寧に演じたいです」と語る。

医療シーンも初挑戦。「専門用語が多くて台本だけではイメージできないことも、リハーサルで一気に鮮明になる感覚は、日常を描く作品ではできない体験」といい、俳優仲間から「医療モノは大変だ」と聞いていた意味を実感しながら、撮影を楽しんでいるという。

白石聖、“医師インフルエンサー”目指す研修医に

白石が演じる柊木亜美良は、救急科の研修医2年目。整形外科クリニックを営む両親のもとで何不自由なく育った。

医師として働き始めたものの、自分をすり減らしてまで仕事をしたくないという考えを持ち、タイミングを見つけては有休を取得。将来は美容外科クリニックを開業すると決めており、そのために知名度を上げようと“医師インフルエンサー”を目指して、美容とSNS投稿に励んでいる。

白石も今回が初の医師役。13年ぶりの新シリーズ、さらに江口と松嶋が16年ぶりに共演するタイミングで参加できることに「大きな喜びを感じています」と話す。

江口については「現場にいらっしゃるだけで自然と空気が引き締まるような存在感」がありながら気さくに接してくれるといい、松嶋には「穏やかな雰囲気の中にも凛とした芯の強さ」を感じるそう。声の美しさにも惹かれたといい、「お2人とご一緒できる時間は、とても貴重な経験だと感じています」と語った。

柊木は、最初から救命医を目指している人物ではない。そんな彼女が進藤や小島、そして命と向き合う中で何を感じ、何を学んでいくのか。白石は「その経験を通して少しずつ変化していく心情や成長が、この役の見どころだと思います」と話している。

「働き方改革」「世代間の違い」も描く

今作では、小島が再び都立第三病院救命救急センターへ戻り、副センター長として若手医師たちを育てながらチーム作りに取り組む。

しかし、合理性を求める若手医師や看護師たちとは、働き方や患者との向き合い方をめぐって価値観の違いが生じていく。

変えるべきものは変えながら、それでも医師として失ってはいけないものとは何なのか――。悩みを抱えていた小島は、ある出来事をきっかけに進藤と再会。数々の命と向き合ってきた2人は若い世代とぶつかり、ときには自分たちの価値観も問い直しながら、救命医として大切なものを伝えていく。

萩原も、今作で提起される問題は「医療現場に限らず、日本社会全体に通じるテーマ」と指摘。「現代社会を生きる方が共感したり、悩んでいる方の背中を押したりすることができるドラマ」と話し、「ぜひ一緒に考えながら見ていただけたらうれしいです」と呼びかけている。

TVerでは、過去の『救命病棟24時』第1、第2シリーズを順次無料配信している。

【編集部MEMO】
萩原利久は、1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。2008年にデビュー。映画『世界征服やめた』『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』で「第17回TAMA映画賞」最優秀新進男優賞を受賞。映画、ドラマを中心に幅広く活動している。