29~30日に生放送され、チャリティーランナー・星野真里がマラソンを完走する中で幕を下ろした日本テレビ系大型特番『24時間テレビ49-愛は地球を救う-』。「わたしの家族の話~あなたは誰を想う?~」をテーマに、血縁だけにとどまらない様々な“家族”の形が描かれた。

今年の番組を振り返って改めて実感したのが、総合司会・内村光良の圧倒的な“ファミリー力”だ。日テレの数々のレギュラー番組で共演してきた仲間に囲まれ、長年の盟友たちが次々と登場。さらに、今年は例年以上に「生」のパフォーマンスや大人数での挑戦が展開され、いつでも内村が温かく見守っていた。

  • 「みんなで大合奏パフォーマンス」で指揮者を務めた内村光良 (C)日テレ

    「みんなで大合奏パフォーマンス」で指揮者を務めた内村光良 (C)日テレ

SixTONESに「やっぱスターだな!」

放送前の制作発表で、天野英明総合プロデューサーは、内村を総合司会に起用した理由について「もう圧倒的なファミリー感があると思います」と説明。「番組のお父さん、大黒柱」として出演者を温かく包み込む存在になることを期待していた。

実際、その期待は放送の随所で形になった。

オープニング直後には、総勢48人でタットダンスを生披露し、「最高の、最高の夏の思い出になりました! ありがとうみんな!」とチームに感謝。車いすの少女・璃海ちゃんに「すごく緊張していたのに笑顔。すごい度胸!」と声をかけた。

その後も「イッテQ! 女芸人 24時間一芸生合宿」でイッテQファミリーたちを鼓舞し、深夜の「日テレファミリー歌合戦」では「花組」を率いる。こうした中で、相方の南原清隆、そして出川哲朗という40年来の仲間たちが駆けつけ、長い時間を共有してきた“ファミリー”が今年のテーマを象徴するように集まった。

日曜に入り、「小学生親子3000人と挑む! スクール革命! 24時間ドミノチャレンジ!」で山崎弘也が『スクール革命!』内で披露する「チャス!」を連発すると、「関東ローカルなんで」と恐縮する姿も内村らしい。「家族に内緒! いきなり隣の昼ごはん」では国技館を飛び出して中継先に登場するフットワークの軽さも見せた。

「突破応援団」では団長として総勢70人を率い、90人が参加した「みんなで大合奏パフォーマンス」ではマエストロとしてまとめ上げ、SixTONES、山崎育三郎、芳根京子らチャリティーパートナーも、放送が進むにつれてすっかり“内村ファミリー”のような空気になっていった。

内村がこれほど人に慕われる理由は何なのか。

『世界の果てまでイッテQ!』がゴールデンタイム進出10周年を迎えた2017年の取材会で、筆者が内村に「理想の上司」に選ばれたことについて聞くと、「真ん中に座ってるからそういうイメージがあるんで…」と恐縮。「私じゃなくて、周りにズバ抜けて優秀な方が集まってくるので」と語り、スタッフや共演者を立てて謙そんした。

これに対し、宮川大輔は「怒ってるところを見たことないし、いつも笑って見守ってくれる」と語り、いとうあさこも、トップにいる内村自身が体を張って努力する背中を見て「うちらも頑張んないとなと思います」と話していた。

今回のエンディングで出演者たちに感想を振りながら、芳根に「サンドアートもご苦労さまでございした」、山崎に「育三郎さん、もういろいろやりましたね」、SPドラマ主演の北川景子に「暑い中ドラマお疲れさまでした」、そして総勢130人の「ボーダーレスLIVE」をやり遂げたSixTONESに「最後のあんたたちのパフォーマンスは何かの開会式だったよ! ダンク決めて、やっぱスターだな!」と、ねぎらいの言葉をかけ続けた内村。

周りが力を発揮するのを見守りながら、自分も必要な時には体を張る。今年の『24時間テレビ』でも、そのスタイルは変わらず、天野総合Pが期待していた「番組のお父さん、大黒柱」という言葉に納得させられた。