「30歳で辞めて、40歳までコーチかな。40歳から再開して、そこからまた世界1位になる」――車いすテニスの小田凱人選手(20)が、20日に放送された日本テレビのバラエティ番組『メシドラ ~兼近&真之介のグルメドライブ~』(毎週日曜12:45~ ※関東ローカル)に出演。自身の将来のキャリアについて、30歳で一度現役を退き、40歳で復帰して再び世界1位を目指すという構想を明かした。
今回は、兼近大樹(EXIT)、満島真之介とともに東京都三鷹市を巡る旅。小田は2026年7月にウィンブルドン選手権で3度目の優勝を果たしたばかりで、満島は登場早々「おめでとう」と祝福した。
年間100日以上の海外大会「修学旅行も行ったことない」
9歳の時に左足に骨肉腫を発症し、手術を受けたことで車いす生活となった小田選手。競技中は車いすを使用するが、「基本は杖で歩けて、階段でも坂でも、どこでも大丈夫です」と話し、今回の旅でも杖を使って歩いた。
現在も愛知県で生活しているといい、海外大会への出場も多く、「大会が年に100日以上あるんですよ。中3からそれを続けていて、修学旅行も行ったことないし、始業式と卒業式だけ出ました」と、多忙な競技生活を振り返った。
「ボディーガード系」のドラマが好きだという小田選手は、海外大会で付くセキュリティについて、「アメリカとかはすごいですね。こんな(ムキムキな)人が来る」と説明。試合後にはボディーガードから「かっこよかったよ」と声をかけてもらうこともあるそうで、「いい人だな~って」と明かした。
また、「古い曲がめっちゃ好き」といい、試合前に聴く曲として長渕剛の「SUPER STAR」を挙げるほか、DEENのカバーアルバムが好きだという話でも盛り上がった。
「夢中になってどハマりしている姿」を見せる大切さ
「セサミスポーツクラブ三鷹」では、テニス初心者の満島と兼近に小田選手がレッスン。フォアハンドのラケットの持ち方から丁寧に指導し、最後には2人が試合形式のラリー対決に挑戦した。
また、SNSで寄せられた「将来は広告関係の仕事に就くのが夢だが、狭き門だと言われて挫けそうになる。どうモチベーションを保てばいいか」という20代男性からの相談にも回答。
小田選手は「(夢に向かって)没頭しちゃえばそれももう感じなくなる感情なのかなと思うので、ここからグッと入ってそれ(成功)しか見えなくなっちゃえば、気づいたら自分が目指してたところにいる、みたいになるのかな」と語った。
さらに、「夢中になってどハマりしている姿を他の人が見た時に、『この子なら本当に行くんじゃないか』って思われる」とアドバイスを送った。
結婚後は家族と大会に行きたい「そのライフスタイルめっちゃいい」
話題は小田選手自身の今後のキャリアへ。
小田選手は「何も決まっていないですけど、(現役を)30歳で辞めようと思っていて」と切り出し、「30歳で(現役を)辞めて、40歳までコーチかな。後輩を育てて、40歳から(現役を)再開してそこからまた(弟子を倒して)世界1位になる」と、驚きの構想を明かした。
その理由についても、「ずっと(世界)1位よりも、ゼロから、地域の大会から、もう一回これ(世界一に上がっていくこと)を経験したい」と説明。「今のところはそれもありかな」と思い描いている将来を語った。
旅の終盤では、小田選手自身が「メシドラカー」を運転する一幕も。「ドライブめっちゃ好きです」「乗り物が好きなんですよ、それで多分車いすも好き」と語っていた小田選手が、兼近と満島を乗せてハンドルを握った。
さらに恋愛や結婚についてもトーク。満島から好きなタイプを聞かれると、小田選手は「キレイな人」と回答。
結婚観については、海外の選手たちがパートナーや子どもを大会に連れてくる姿を挙げ、「みんな会場の中で、ラケットバッグ背負ってベビーカー押してるんですよ。そのライフスタイルめっちゃいいな、かっこいいなって(思う)」と憧れを明かした。
この放送は、TVer・Huluで配信されている。
【編集部MEMO】
小田凱人選手は、2006年5月8日生まれ、愛知県一宮市出身。10歳で車いすテニスを始め、2023年の全仏オープンでグランドスラム初優勝。2024年パリパラリンピック男子シングルスで金メダルを獲得し、2025年の全米オープン制覇によって、四大大会とパラリンピックを制する生涯ゴールデンスラムを史上最年少で達成した。2026年は全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドンの男子シングルスで優勝している。
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