事故で夫が行方不明となった咲子(蒼井優)と、同じ事故で妻を亡くした樹生(中島歩)の喪失から始まる“愛”と“秘密”の物語を紡ぐTBS系ドラマ『Tシャツが乾くまで』(毎週金曜22:00~)の第7話が、21日に放送された。
SNSでは、咲子の夫・充(松山ケンイチ)に「失踪癖」や“人間関係リセット症候群”とも言える一面があったことに、「やっぱりそうだったか」「腑に落ちた」といった声が。一方、樹生の亡き妻・あずさ(夏帆)が充との距離を急速に縮めていく姿には、「夏帆ちゃんが演じるから納得できるけど、近くにいたら嫌なタイプの女」といった反応も。充の半生が明かされてもなお、「それでも、ズルい」「あり得ない」と、2人の関係をめぐって賛否が巻き起こっている。
あずさとの関係を“不倫”だと定義されたことに納得がいかない充から、逆に2人の関係は不倫ではないと言い切れるのかと問われ、うまく答えることができない咲子と樹生。
その後、咲子と2人きりになった充は、あずさとの“第3金曜日の真実”を語り始める。あずさとの出会いは本当に偶然だったこと。話す以外の関係はなかったこと。あずさから話しかけてきたこと。そこで、充は咲子には言えない、愛されなかった子供時代や、その頃からあった失踪癖、心の定住場所ができたら逃げたくなること、だが咲子とはなぜか10年も一緒にいられたこと、そして、マイホームを買った時に、その失踪癖が出そうになったこと、しかし、あずさという存在が、それを引き止めていたこと…。
一方、樹生は宮内(リリー・フランキー)からあずさが遺した日記帳を受け取る。そこに書かれていたこととは、充が話したこととほぼ同じ内容だった。そしてその日記にはこう書かれてあった。「でも樹生には、瀬尾さんとのこの関係を話せない。この関係を分かってもらう自信がない」と。
そして1年前、充が疎遠だった両親に会いに行こうとしたバス乗り場にやって来たのはあずさ。充は樹生に、自分があずさを誘ったと言ったが、実はあずさから押しかけてきたのだった。あずさは言う。「瀬尾さんのことが分かってきた」「私も1日だけの失踪をしたくなってきた」。
充は言う。倫理的に良くないと。だがあずさは言った。「でも、コインランドリーでの毎月の会話も見る人が見たら不倫と言われますよ」「どうせ不倫って思われるなら、もうちょっと不倫みたいなことしてもいいかも」と。あまりにも無邪気に。──それは信頼関係なのか、友情なのか、それとも心の不倫だったのか…。
X(Twitter)では、充が「失踪癖」「人間関係リセット症候群」なのではないか、という予想をする人が少なからずいた。ゆえか、「思った通りだった」「やっぱりね」といった声も多かったが、それでも充の行動は咲子を裏切る行為でもあることから、「理解できなくもない。ネグレクトが原因だということも分かった。でも咲子が可哀想すぎる」「やはり心の不倫なのではないか」など、充の行動に賛否両論のコメントが多数見られた。
あずさにしても、「あの距離の詰め方は少しおかしい」「距離感がバグってる」「でも、あずさみたいな女の子がいたら、人は好きになっちゃうんだよな」「夏帆ちゃんが演じているから成り立っているけど、実際にいたらどうだろう」と、こちらも肯定派、否定派に分かれていた。
さらには、「不倫をテーマに脚本を書いて、この充とあずさの不思議な信頼関係を、心の不倫と呼ぶべきかどうなのかを考えさせる脚本の妙。さすが生方美久は粋な作品を書く」と、あまりにもよくできた脚本を絶賛する声も見られた。
この放送は、TVerで見逃し配信されている。
【編集部MEMO】
『Tシャツが乾くまで』第8話(8月28日放送)あらすじ
充(松山ケンイチ)とあずさ(夏帆)の“第3金曜日の真実”を知った咲子(蒼井優)は、家を飛び出してしまう。
一方、充は、翌日になっても帰らない咲子を心配し、喫茶「ひこうき」に樹生(中島歩)、千鶴(臼田あさ美)、宮内(リリー・フランキー)を集めて、自分の知らない咲子について教えてほしいと頼むのだが…。




