「勝敗の行方をワクワクしながら見たいのに、興ざめだ」――NHKが公表した7月の視聴者意見で、『FIFA ワールドカップ 2026』の放送・配信に寄せられた5,241件の反響のうち、39.8%が「厳しい意見」だったことが分かった。BSP4Kでの放送やサブチャンネルへの切り替え、NHK ONEのサムネイルなどに改善を求める声が寄せられている。
「BSP4Kでの放送が多く視聴できなかった」
NHKは同大会で日本代表の全試合を地上波とBSで生中継し、BSP4Kでは全104試合を放送。「NHK ONE」での配信やデイリーハイライト、総集編、関連番組、特設サイトなどでも大会を伝えた。
6月12日から7月26日までに寄せられた声は5,241件。受付内容では「放送予定」が33.2%で最も多く、「出演者」が20.5%、「放送内容」が20.3%と続いた。意向種別では「問い合わせ」が42.6%で最多だった一方、「厳しい意見」も39.8%を占めた。
厳しい声の一つとして挙げられたのが、放送チャンネルに関するものだった。
視聴者からは、全試合放送や事前PRへの期待を寄せていた一方で、「BSP4Kでの放送が多く視聴できなかった」と指摘。さらに、準決勝や決勝の重要な場面でサブチャンネルへ切り替わることについても、「視聴している側は残念な気持ちになる」と訴えた。
また、災害報道によって試合中継が中断されたケースについては、災害関連情報を優先することに理解を示しながらも、「地震関連ニュースで放送が中断された試合があり、とても残念だった。再放送してほしい」との声が寄せられた。
NHK ONEのサムネイルに「興ざめ」
「NHK ONE」の見逃し配信を巡っては、試合を見る前に結果が分かってしまうという不満もあった。ワールドカップの試合を見ようとすると、サムネイルに勝ったチームの選手が表示されるとして、「勝敗の行方をワクワクしながら見たいのに、興ざめだ」と改善を求めている。
一方、同大会には好評意見も寄せられており、関連番組や全試合放送、デイリーハイライト、配信、特設サイトなどの展開を評価する声や、本田圭佑の解説、2026 NHKサッカーテーマ曲「烏」、戦術を解説する図解などを称賛する意見も紹介された。
NHKによると、大会を通じて地上波で放送された日本戦に声が集中。日本代表が決勝トーナメント1回戦で敗退した6月30日以降は、準決勝・決勝を除いて声の件数は落ち着いたという。
