今年16回目を迎える「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2026」が9月18日から10月18日まで開催される。北海道から沖縄まで全国各地500店以上のフレンチレストランが参加。コース料理を3つの特別価格(3,000円・6,000円・10,000円)から楽しめる。ダイナースクラブ会員だけでなく、誰でも事前予約の上、環境への配慮を取り入れた新しいフランス料理の魅力を堪能することができる。8月25日からすでに予約受付が開始、例年人気店はすぐに予約で埋まってしまうので気になるお店がある場合は早めにチェックが必須だ。
今年16回目を迎える「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」
発表会に登壇した、ダイナースクラブ三井住友トラストクラブ 代表取締役社長 山口信明氏は「ダイナースクラブは、今回16回目を迎えたフランス レストランウィークのスタート当初からメインスポンサーとしてご一緒してきました。フランス レストランウィークには、食事を楽しむことだけではなく、人間にとって欠かせない食へのサステナブルな取り組み、日本の食文化を発信すること、そして若手のシェフの支援、さらに食を通じた教育などさまざまな大切なメッセージが込められていると考えております。こうしたメッセージをしっかりと力強く発信してまいりたいと考えております」と挨拶した。
続いて登壇したグループ・アラン・デュカス アジア地域統括代表 ザーム事務局長は、「目指してきたことはずっと変わらず、日本の多くの方々にフランス料理の豊かさを伝えること、そしてフランス料理を日々支えている方々に光を当てることです。
今年のテーマは"サステナブルフレンチ"、未来につながる美食体験です。サステナビリティは、料理の世界にとって非常に大切なテーマです。旬を尊重すること、地域の食材の価値を高めること、食品ロスを減らすこと、そして生産者がより深い繋がりを築いていくこと。その1つ1つが持続可能な料理につながっていると考えています」と語った。
続いて登壇した、在日フランス大使館 経済部次長 クリストフ・グリニョン氏は、「このイベントは2011年にシェフのアラン・デュカス氏の呼びかけにより始まりました。今年のテーマ"サステナブル"はフランス料理ならではの魅力と環境に優しい取り組みが調和した特別な食体験をお届けします。環境配慮に取り組むお店を応援することは、未来につながるおいしい選択です。心と体に優しい美食体験が、皆様の心を豊かにすることを願っております」と話した。
今注目の「フォーカスシェフ」今年のメンバーと特別メニューは?
続いて登場したのは、同イベントのアイコン的存在でもあるフォーカスシェフ。フォーカスシェフは次世代を担うシェフとして、今年は東北、関東、中部、九州圏から選ばれた。
まずは、岩手県から「comfort dining DADA」の野崎正孝氏。
野崎氏は「父親が漁師でしたので、小さいころから学校から帰ってムール貝をおやつとして食べたり、ご飯と同量のウニをかけて食べたり、今思えば贅沢な食体験をしてきました。その結果、舌に旨味を感じることを知り、今そんな体験が仕事につながっていることに感謝しております。
今回フォーカスシェフとして提供する料理は“三陸の幸”をアピールすべく、宮城で採れたホタテ貝を使った料理を考えました。さらに岩手県の特産品の南部鉄器で網焼きにして、夏野菜とカラマンシーを合わせました」と、「南部鉄器でグリエした隆勝丸ホタテのブランマンジェ野菜とカラマンシー」について解説。「ホタテ貝は柱、紐、卵巣の部分すべてを活用し、1つの料理で無駄なく味わえるようにしています」とサステナブルな工夫についても話した。
続いて登壇したのは山形県「TOUTE MA VIE」の松田清也氏。
「当店のコースのコンセプトはジビエです。昨今、社会課題にもなっていますが、僕の地元でもハンターの減少や、作物が荒らされるといった問題があります。少しでも役立ちたいと思い、ジビエ料理を提供しています。
今回提供するのは、アミューズ『山形県産猪とブルサンのクロケット』です。イノシシはコンフィにして、ブルサンガーリック&ハーブと組み合わせて香ばしい1品にいたしました」とアピールした。
続いては東京都から「L'atelier de oto」の村田美月氏が登壇。
「私は三重県伊勢市の出身で、フランス料理の世界に入る前には音楽やデザインにも携わってきました。音楽・デザイン・料理はそれぞれの表現方法は異なりますが、自分の感性を形にして人に届けるという点では共通していると思っています。私の料理では、生まれ育った三重県の食材を積極的に取り入れ、味だけではなく、その背景にある文化や地域性にも興味を持っていただきたいと思っています。
今回の一品『“さめのたれ”のクロケット インペリアル風』は、三重県の伊勢地方に古くから伝わる郷土食“さめのたれ”を使用した一皿です。近年、サメのひれだけを使って身を捨てるシャークフィニングが問題になっており、廃棄されるサメの肉の有効活用に向けた取り組みが進められております。フードロス削減にもつながるサスティナブルな食材としてお楽しみください」と想いを語った。
続いて登壇したのは、東京都「ザ・ペニンシュラ東京Peter」のヨハン・ダコスタ氏。
「私はフランスのブルゴール地方出身です。日本で料理人として経験を重ねる中で1つ1つの食材を丁寧に扱う姿勢に強く影響を受けていました。Peterでは日本各地から届く旬の食材を選び、その本来の味わいを大切にしながら、私もドイツであるフランス料理と日本のみならではの繊細さを表現しています。
今回のイベントのために特別に創作した『サーモンのショー・フロワ 白味噌のニュアンスとカリフラワーバリエーション』は、燻製と塩漬けにしたサーモンをカリフラワーと白味噌を用いた温冷のコントラストで仕立てました」と話した。
続いて登壇したのは愛知県「HANROK」の鈴木孝典氏。
「HANROKがある北半島には、酒、味噌、酢など長い年月をかけて育まれてきた発酵醸造文化があります。私たちは、その土地の歴史と食文化をフランス料理によって新しい形で伝えることを大切にしています。
今回のイベント用に創作した『酒粕でマリネした半田小栗和牛のタルタル、三ツ判山吹のジュレと自然栽培つむぎて農園の名倉なすを添えて』は、半田小栗和牛のタルタルを太白ごま油とともにガレット仕立てにしたものです。三ツ判山吹のジュレが脂の甘みを引き締め、赤身の旨味をより一層引き立てます」と解説した。
最後に登壇したのは、福岡県「リーガロイヤルホテル小倉 レストランシャンボール」の乾裕一氏。
「私は北九州で、九州の豊かな食材を伝統的な技法と現代的な感性によって表現しております。
今回イベント用に創作した『豊前市みらいサーモンのコンフィとムース、福岡県産のしそ ブルサン黒トリュフ塩のソース』は、循環式陸上養殖によって育てられた持続可能な陸上養殖で育てられたみらいサーモン使用しています。料理人の育成や食材ロス削減を含め、レストランを長く続けていく仕組みを求めることもサステナビリティの一部です。この1皿から、九州の食材と生産者が描く未来を感じていただければ幸いです」と話した。
フランス料理と一緒に楽しみたいクリスタル・ケイさんの曲は?
さらに、発表会にはイベントアンバサダーを務めるクリスタル・ケイさんも登場。
フランスの文化についてのイメージを聞かれたクリスタル・ケイさんは、「歴史が長くて、ファッションも食・音楽もすごく気品があってクリティも高い、全体的に美しいイメージが強いです」と話し、フランス料理については「作るのに非常に手間がかかるイメージで、食材やソースにまですごく気を遣って、時間と手間をかけて愛情を込めてつくられているイメージですね」と話した。
さらに、フランス料理と一緒に楽しみたい曲には、「2001年に発売した『LOST CHILD』という曲がおすすめです。弦楽器の音色などクラシカルな要素もあるのでぴったりかな。お酒も進みます!」と笑顔を見せた。
最後に、「さまざまな素晴らしいシェフたちの作品が楽しめ、気軽にリースナブルなフランス料理を楽しめる機会はなかなかないと思います。たくさんの方に楽しんでいただけたら嬉しいなと思います」とアピールしました。
最後にフォーカスシェフのメンバーも着ているコックコートがプレゼントされ、「いいんですか!?」と喜びの表情とともに着用し、記念撮影に応じた。















