富士宮やきそば、横手やきそばなど、全国各地にご当地ならではの焼きそばがあります。福島県浪江町の名物は、驚くほど太い麺が特徴の「なみえ焼そば」。いったいどんな味なのか、現地で確かめてきました!
■浪江町のランドマーク「道の駅なみえ」へ
福島県の太平洋側に位置する浪江町は、食や焼き物など、地域ならではの文化が根づく町。今回は国道6号線沿いにある「道の駅なみえ」にお邪魔しました。
敷地内には無印良品や、福島県の「ふくしま応援ポケモン」・ラッキーが主役の公園もあります。館内には浪江町をはじめ、福島県や東北の名産品がずらり。地元野菜なども豊富に並んでいます。
色とりどりの地元野菜もおいしそう! 浪江町にはジューシーで甘みのある「浜の輝(はまのかがやき)」というブランド玉ねぎもあります。
売り場もじっくり見たいところですが、まずはなみえ焼そばを食べます!
■想像以上の太さ! なみえ焼そばの絶妙な味覚バランス
事前情報によると、なみえ焼そばには定義があるそうです。
・中華麺の太麺を使う
・具材はモヤシと豚肉が基本
・ソース味
これだけを聞くと、特段めずらしい条件ではないように思えますが…? 期待と疑問を胸にフードテラスへ向かうと、すでに食券を買う人の列ができていました。
なみえ焼そばのボードを発見。B-1グランプリで日本一になっているんですね。
単品でもいいですが、せっかくミニ丼とセットにできるので、今回は浪江町名産のしらすがたっぷりのミニ丼セットにしました。券売機で食券を購入し、席で料理ができるのを待ちます。
なみえ焼そばを提供しているのは、「フードテラス かなで」。カウンターに一味唐辛子が置かれています。通はこれをかけて食べるのだとか。
車の流れを眺めているうちに、私の番号が呼ばれました。浪江町名物、揃い踏みです!
ラードで炒めたなみえ焼そばは、とてもつややか。ご飯にたっぷりと乗った地元のしらすは、輝くような白さです。
評判どおり、麺が太い! “細めのうどん”と言われても信じそう。具材は豚肉ともやしだけの潔さです。
もともと、なみえ焼そばは農業や漁業など、一次産業に携わる人のために開発されたそうです。太麺と炒め脂のラード、豚肉ともやしの具は「おいしく、おなかいっぱい食べられて、腹持ちが良い料理」にするための工夫なのでしょう。
まずひと口。甘辛ソースとラードの濃厚な味わいが口いっぱいに広がりました。太い麺とこってり感のバランスがちょうど良いです。
焼きそばとは思えないほど、麺はもっちり。噛むほどに弾力を感じる歯ごたえです。でも、焼きうどんとは明らかに違います。おいしい!
途中で「通の食べ方」と言われる、一味唐辛子がけを試してみました。原料の唐辛子も浪江町産です。
これ、ものすごく合います! ただ辛いだけじゃなく、甘辛ソースとラードに慣れかけた味覚が引き締まりました。
七味ではなく一味なのにも納得。なみえ焼そば本来の風味を変えずに辛さを楽しめます。味変してそのまま完食!
すると、食べ終わったお皿から、左に向かって走る馬の絵と馬の文字が現れました。この馬は、大堀相馬焼にシンボルとして描かれる「走り駒(左馬)」。9体の馬から「何事も馬九行久」と縁起を担いでいるのですね。
極太麺のなみえ焼そばに、地元しらすたっぷりのミニ丼。浪江の2大グルメを一度に味わえて、お腹はいっぱい。最後に縁起の良い「走り駒」まで現れて、なんとも満足度の高いランチになりました!
■なみえ焼そば関連の商品も充実
なみえ焼そばでお腹を満たした後は、先ほど目を惹かれた売り場コーナーへ。なみえ焼そば関連の商品がずらりと並んでいました。
一番人気はやはり、家庭用のなみえ焼そば。炒めラードも入っているので、本場の味をしっかり再現できます。
「ご飯にかける!! なみえ焼そば」は、いろいろな料理にアレンジできそうです。
ポテトチップスとポテトスティック、さらにせんべいなど、お菓子も充実。どれもおいしそうで目移りします。
道の駅なみえで味わった、福島のご当地グルメ「なみえ焼そば」。うどんを思わせる極太麺はインパクト抜群で、しらす丼と合わせれば浪江の味を一度に楽しめる満足感たっぷり。
やっぱり現地で食べる出来たては格別です。わざわざ浪江まで食べに行きたくなる。そんなご当地焼そばでした。


















