クーリエは8月18日、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の月額費用ランキングを発表した。調査は8月17日、同社が運営する「みんなの介護」掲載の介護施設59,611件を対象に行われた。
サ高住月額費用、最高は東京都19.3万円
都道府県別のサ高住月額費用(最安部屋タイプの平均)は、東京都19.3万円(239件)が最も高く、2位神奈川県18.2万円(240件)、3位千葉県16.6万円(284件)、4位京都府16.5万円(111件)、5位愛知県16.4万円(197件)、6位兵庫県15.7万円(267件)、7位静岡県15.4万円(110件)、8位奈良県15.2万円(40件)、9位滋賀県15.1万円(86件)・埼玉県15.1万円(347件)と続いた。
一方、最も低いのは宮崎県9.5万円(7件)で、青森県10.4万円(51件)、徳島県10.5万円(41件)、長崎県10.8万円(37件)、和歌山県11.0万円(55件)が続く。トップの東京都19.3万円と最下位の宮崎県9.5万円との差は9.8万円・約2.03倍だった。
なお、本指標はサービス付き高齢者向け住宅を対象に、各施設の掲載ページに表示される「月額費用」欄のうち、最も安い部屋タイプの費用を都道府県別に単純平均した値であり、施設ごとの実際の入居費用や、同一施設内の全部屋タイプの平均費用を示すものではない。
一都三県の埼玉県は9位、要因は
サ高住の月額費用(最安部屋タイプ)を都道府県別に集計すると、一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)は地価・賃料水準が近く、費用も横並びになりやすいと考えられる。実際、東京都19.3万円(1位)・神奈川県18.2万円(2位)・千葉県16.6万円(3位)の上位3県は僅差で並んだ一方、埼玉県は15.1万円で9位にとどまり、同じ一都三県の中で唯一上位集団から外れた。同社データで施設の立地を確認すると、千葉県で施設数の多い柏市・松戸市・船橋市・流山市は都心から30km圏内の通勤圏に集中しているのに対し、埼玉県は都心近接の川口市に加え、深谷市・熊谷市など都心から60km前後の地方都市まで施設数の多いエリアが広がっており、これが県全体の平均を押し下げていると考えられる。
介護保険サービス利用料は別途発生する場合も
都道府県別の月額費用差は最大9.8万円・約2.03倍にのぼるが、これは各都道府県内のサ高住の平均値であり、同一都道府県内でも立地・サービス内容によって費用は大きく異なる。またサ高住の月額費用には、家賃・管理費・食費等は含まれるが、訪問介護等の介護保険サービス利用料は別途発生する施設が多い。見学時には、都道府県単位の相場感を参考にしつつ、施設ごとの月額費用の内訳と、介護が必要になった際の追加費用の有無を個別に確認するよう同社は勧めている。
