ハルメクは7月29日、「お盆の帰省に関する意識・実態調査」の結果を発表した。調査は2026年6月19日~6月23日、40~65歳の全国の女性573名を対象にインターネットで行われた。
「2026年お盆」実家に帰省する人は約4割
全国の40~65歳の女性に「2026年のお盆の帰省予定」について質問したところ、別居の実親がいる人のうち「自分の実家へ帰省する」と回答した人は41.6%、「帰省しない」と回答した人は34.0%、「まだ決まっていない」と回答した人は24.4%であった。
帰省時の宿泊先については、「自分の実家への帰省する人」のうち「宿泊しない(日帰りするなど)」が53.8%、「実家」が44.2%、「ホテル・旅館」が1.9%という結果に。
年代別で見ると、「宿泊を伴う帰省」は40~54歳では61.3%、60~65歳では36.6%と、世代間で24.7ポイントもの差があり、高齢層ほど「宿泊しない」傾向が見られた。
お盆・夏休みの帰省にかかる平均費用は「39,864円」
「実親または義理親の家に、今年帰省予定がある」と回答した人を対象に、「2026年のお盆・夏休みの帰省予算」について尋ねたところ、帰省全体にかかる費用の平均は「39,864円」であった。
続いて「2025年に帰省し、2026年にも帰省予定がある人」を対象に、「帰省の日数と費用の変化」について尋ねたところ、日数・費用いずれも昨年と比較し「変わらない見込み」が回答の大半を占めたが、費用については「増加の見込み」が16.0%あった。自由回答では物価高で費用が苦しいという声も挙げられた。
お盆・夏休みの帰省の日数や費用の変化について、感じていることを自由回答で聞いたところ、以下のような声が寄せられた。
- 「日数は例年通りだが、ガソリン代やサービスエリアなどの外食代が値上がりしている。お土産のお菓子も内容量が減り実質値上げしている」(52歳・パート・アルバイト)
- 「お盆帰省は交通費(新幹線)が高いし、暑すぎるので、時期をずらそうかと検討している」(56歳・パート・アルバイト)
- 「同じ市内に母が住んでおり、日帰りなので費用日程とも変化はない。母は年々弱り、外食も難しいので、父の仏壇に手を合わせておしゃべりするだけの短時間滞在になっている。 家族は減っていくのだなと感じる」(61歳・パート・アルバイト)
帰省で96.4%が「親の老い」を実感
別居の実親がいる人に対し、「(お盆の時期に限らず)あなたが実家へ帰省した際、『親の老い』を感じたことがありますか」と聞いたところ、96.4%が「ある」と回答。
「老いを感じた部分」については、具体的に「体力が落ちた(53.1%)」「耳が遠くなった(49.0%)」「物忘れが増えた(47.3%)」が上位を占めた。
親の老いを感じるきっかけには年代差が見られた。60~65歳では「物忘れが増えた」や「ケガや病気が増えた・介護が必要になった」を挙げる回答が多い一方、40~54歳では「身長が縮んだ」「シワやたるみが増えた」「白髪が増えた」といった、見た目の変化に対し老いを感じるという回答が全体に比べて多く挙げられた。
帰省は「終活」を考えるきっかけに
「(お盆の時期に限らず)帰省をきっかけに『親の終活・相続』について考えたことはありますか」と聞いたところ、80.0%が「ある」と回答。年代別で見ると、「考えたことがある」と回答したのは40~54歳は70.0%、60~65歳は85.4%と15.4ポイント差があり、高齢層ほど高い傾向が見られた。
「親の終活・相続」で考えたことについて、具体的には「親の介護(費用・施設・世話人など)」が73.5%、「親の荷物整理・遺品整理」が56.0%、「親の金融資産の管理(預貯金・保険)」が53.5%、「親の病気・ケガ(治療・手術など)」が50.0%、などが上位を占めた。
「帰省時に、親と終活や相続について話し合いたいと思いますか」という質問では、44.0%が「すでに話し合ったことがある」、36.8%が「話したい」、19.2%が「話したいとは思わない」と回答。年代別で見ると、「すでに話し合ったことがある」と回答したのは60~65歳が50.5%と、40~54歳(38.6%)・55~59歳(40.3%)に比べ高い結果になった。
親と終活や相続について話した、きっかけ・内容を自由回答で求めたところ、次のような声が寄せられた。
- 「父親の相続時に、実家の資産について初めて知りました。対策すべきだったのは、母の預貯金を把握しておくということ。父の貯蓄を母に全て相続したところ、母もある程度貯金があることが分かり、二次相続時の税対策が必要となりました」(55歳・パート・アルバイト)
- 「父から切り出してくれ、終活ノートを見せながら財産やお墓、葬儀社、何がどこにあるなど全部話してくれた。こちらからは切り出しにくいので、ありがたいと思いました」(55歳・経営者・会社役員)








