「バズる振り付けには8:2の法則がある」――。8日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『サクサクヒムヒム ☆推しの降る夜☆』(毎週土曜23:30~)では、SNSを席巻する「バズるダンス」を生み出す人気振付師たちを深掘りした。

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HANA「ROSE」に佐久間大介「ここ、ここ好き!」

今回、“推し”の魅力を教える「おしつじさん」は、ダンサー・振付師として活動し、YouTubeでダンス解説動画を発信するARATAが担当。スタジオゲストには、自身も振り付けを手掛けることがある&TEAMのKが登場した。

さらに、ちゃんみなやHANAなどの振り付けを担当するトップダンサーのGENTA YAMAGUCHIと、FRUITS ZIPPERやCANDY TUNEなど多くのアイドル楽曲を手掛ける槙田紗子もスタジオに登場。なぜ人は踊りたくなるのか、なぜSNSで広がるのか、“バズる振り付け”の秘密に迫った。

まず取り上げたのは、ARATAが“ダンスを美しくメイクアップする魔術師”と称するGENTA YAMAGUCHI。

GENTAが振り付けを担当し、累計ストリーミング再生回数4億回を突破したHANAのデビュー曲「ROSE」を例に、その秘密をひも解いていった。

GENTA流の特徴は、どの瞬間を切り取っても絵画のように美しく決まる構成。サビのダンスを見ると、佐久間は「ここ、ここ好き!」と興奮する。

自身もパフォーマーである佐久間は、「彼女たちのパフォーマンスでより激しくなってはいるけれども、振り付けだけを見たら、すごい角がないようにヌルヌル違う動きをしていくような」と分析。

Kも、韓国語では力が入りすぎて“やりすぎ”の状態を「しょっぱい」、力を抜きすぎた状態を「甘い」と表現することがあると説明した上で、「ちょうどその味がおいしく調理されるのがうまいなっていう印象で、見ごたえがある」と、絶妙なバランスを絶賛した。

「ROSE」の振り付けは、ちゃんみなとも意見交換しながら制作されたという。パフォーマンス映像を見た佐久間は「いや、やっぱテンション上がりますよね! 良いものを見るとやっぱ“ウェイ”って勝手に言っちゃう」と興奮を隠せなかった。

GENTAは男性グループの振り付けも担当。超特急「NINE LIVES」では、“爪トゲダンス”がSNSで話題になった。

佐久間は『ミュージックステーション』で超特急と共演した際を振り返り、「超特急の皆さん座るところに帰ってくるんですけど、拍手じゃなくて僕コレで『うわ、すごかったです!』って。全部コレ(爪を見せて)でやってた」と、そのインパクトの強さを語った。

年間120曲を振り付け 佐久間「縦画面の覇者」

続いて登場したのは、CUTIE STREETやCANDY TUNEをはじめ、数々のアイドル楽曲を手掛ける槙田紗子。

槙田が振り付けした楽曲のTikTok総再生回数は150億回を超え、佐久間も「それこそもう縦画面の覇者ですからね」と驚く。

さらに、槙田が1年間に担当する振り付けの数を予想。「年間10曲でも僕は多いと思う」と考えていた佐久間だが、正解は年間120曲。平均すると約3日に1曲というペースに、「違うんですよ! 振り付けを作る大変さを知っているんですよ!」と驚愕し、Kもその制作量に言葉を失った。

槙田は女性アイドルだけでなく、男性グループの“かわいくてかっこいい”ダンスでもヒットを生み出している。その一例が、公式ミュージックビデオの再生回数が1億回を突破したM!LK「好きすぎて滅!」だ。

数々のバズりダンスを生み出してきた槙田の独自理論

数々のバズりダンスを生み出してきた槙田が明かしたのが、「バズる振り付けには8:2の法則がある」という独自の理論だった。

すべてを新しい動きで構成すると、人は拒否反応を起こしてしまう可能性があるという。そこで、「世間になじみのある動きだったりとか簡単にできる動き」に、「見たことない動きを2割ぐらい入れる」のがポイント。

「好きすぎて滅!」の“滅ポーズ”のように、少し新しく見たことのない動きを加えることで、「やってみたいかも」と感じてもらえる振り付けになるという。

槙田がSNSで広がることを意識するきっかけになったのは、FRUITS ZIPPER「わたしの一番かわいいところ」。デビュー時の楽曲制作では、TikTokで広げていくことを前提に「最初からTikTokで狙ってください」というオーダーがあったそうだ。

そこで槙田が大切にしているのが、徹底したリサーチ。本人たちの投稿だけではなく、「ファンのSNSを見る」ことを意識しているという。

これを聞いた佐久間は「オタクファンの一番の理解者になってるわけですね!」と感心。“踊りたくなる”だけでなく、“推しをもっと好きになる”ファン目線も、バズるダンスを生み出すポイントになっていた。

「『サクヒム』バズろうとしてんのか!?」

番組の最後には、GENTAと槙田がコラボレーションし、『サクサクヒムヒム』のためだけのオリジナルダンスを制作。番組をイメージした楽曲に、“バズる振り付け”を盛り込んだ。

これを知った佐久間は、「おいおいおい! 『サクヒム』、バズろうとしてんのか!?」と大興奮。完成したダンスは実際に縦型動画としてTikTokにも投稿され、撮影を終えた佐久間も「これはバズるわ!」と手応えを口にしていた。

TVerでは、地上波未公開シーンを含む特別版を配信している。

【編集部MEMO】
佐久間大介は、1992年7月5日生まれ、東京都出身。9人組グループ・Snow Manのメンバーで、2020年にCDデビュー。ダンスやアクロバットを得意とし、アニメ好きとしても知られる。俳優、声優としても活動し、『キミとアイドルプリキュア♪』、映画『白蛇:浮生』、映画『スペシャルズ』、アニメ『ハイスクール!奇面組』『キルアオ』などで声優・俳優として出演している。