暑い日が続くと、「シャワーだけで済ませる」という人も多いのではないでしょうか。一方で、だるさや疲労感、寝つきの悪さなどの不調に悩まされることも少なくありません
そこで今回は、20~60歳の男女300名を対象に「夏の入浴習慣に関するアンケート」を実施。アンケート結果を紹介するとともに、医師に夏でも湯船につかるメリットやおすすめの入浴方法について聞きました。
夏は半数以上が「シャワー派」と回答
まず、「夏の入浴スタイル」を聞いたところ、「シャワーのみが多い」が53.0%で最多となりました。一方で、「湯船につかることが多い」は26.3%、「シャワーと湯船を半々くらいで利用」は20.7%でした。
暑い夏はシャワー派が多いものの、それでも湯船につかる人は約4人に1人いることがわかりました。
夏になると「シャワー派」が増加
続いて、「夏以外(春・秋・冬)の入浴スタイル」について聞きました。
その結果、「湯船につかることが多い」が42.3%で最多となり、「シャワーのみが多い」が35.7%、「シャワーと湯船を半々くらいで利用」が22.0%と続きました。
これに対し、夏は「シャワーのみが多い」が53.0%で最多となり、「湯船につかることが多い」は26.3%でした。夏以外と比べると、シャワー派が17.3ポイント増加しており、夏はシャワー派が大きく増える傾向が見られました。
シャワー派の理由、1位は「暑いから」
では、夏はなぜシャワー派が増えるのでしょうか。
夏にシャワーで済ませることが多い人に理由を聞いたところ、最も多かったのは「暑いから」で55.2%でした。半数以上が暑さそのものを理由にシャワーを選んでいるようです。
続いて、「もともと一年中シャワー派だから」(25.8%)、「湯船につかるのが面倒だから」(24.4%)、「汗を流せれば十分だと思うから」(24.0%)が続きました。
また、「入浴時間を短縮したいから」(21.7%)、「水道代・ガス代を節約したいから」(21.3%)という回答も2割を超えており、手軽さやコスト面を重視する人も少なくないようです。
約8割が夏に何らかの不調を実感
夏場に感じる不調について聞いたところ、「特にない」と答えた人は17.0%にとどまりました。最も多かったのは「だるさを感じる」(41.7%)で、次いで「疲れが取れない」(40.3%)、「寝つきが悪い・眠りが浅い」(32.7%)と続きました。
さらに、「食欲が落ちる」(27.7%)や「冷房で体が冷える」(24.0%)という回答も目立ちました。
夏はシャワー派が増える一方で、だるさや疲労感、睡眠に関する悩みを抱える人も少なくないことがわかりました。
こうした夏の不調と入浴習慣には関係があるのでしょうか。ここからは、竹内内科小児科医院 院長の五藤良将医師に“夏でも湯船につかるメリット”や“おすすめの入浴方法”について聞きました。
医師が解説、夏でも湯船につかるメリットとは
夏はシャワーだけで済ませる人が増えますが、五藤医師によると、暑い時期であっても湯船につかるメリットは少なくないといいます。
「夏は冷房によって体の芯が冷えやすく、シャワーだけでは温まりきらないことがあります。一方で湯船につかると全身が温まり、水圧による適度な圧迫でむくみの軽減も期待できます」
また、ぬるめのお湯にゆっくりつかることで副交感神経が優位になり、自律神経のバランスを整える効果も期待できるとのことです。
夏のだるさや疲労感は「寒暖差」が関係していることも
アンケートでは、「だるさを感じる」(41.7%)、「疲れが取れない」(40.3%)、「寝つきが悪い・眠りが浅い」(32.7%)などの不調が上位に挙がりました。
こうした症状について五藤医師は、「夏は暑い屋外と冷房の効いた室内の寒暖差で、自律神経が乱れやすくなります。その結果、だるさや疲労感を招くことがあります」と説明します。
さらに、睡眠との関係については次のように話します。
「入浴によって深部体温が一度上昇すると、その後下がるタイミングで自然な眠気が訪れます。シャワーだけではこの変化が起こりにくいため、寝つきの悪さや眠りの浅さにつながる可能性もあります」
こんな人は夏でも湯船につかるのがおすすめ
五藤医師によると、特に湯船につかることを意識したいのは、
・冷房で体が冷えやすい人
・足のむくみが気になる人
・寝つきが悪い/眠りが浅いと感じる人
・疲れやだるさが抜けにくい人
・肩こりを感じている人
・夏バテ気味で食欲が落ちている人
だといいます。
「湯船による温熱作用や血流促進効果、リラックス効果によって、こうした不調の改善が期待できます」
夏は38〜40℃のぬるま湯につかるのが◎
五藤医師によると、おすすめの湯温は38~40℃程度。
「42℃以上の熱いお湯は交感神経を刺激し、かえって眠りを妨げることがあります。入浴時間は10~15分程度がおすすめです」
また、睡眠の質向上を目的とする場合は、就寝の1~2時間前に入浴するとよいそうです。
夏の入浴で注意したいポイント
一方で、夏の入浴では脱水への注意も必要だといいます。
五藤医師は、「入浴前後にはコップ1杯程度の水分補給を心掛けてください。長湯やのぼせにも注意しましょう」とアドバイスします。
なお、湯船に入る習慣がない人は、
・足湯を取り入れる
・シャワー後に首の後ろや肩を温める
・時間のある日は短時間つかる
といった手軽な方法から始めてもよいとのことです。
暑い季節はシャワーだけで済ませがちですが、短時間でも湯船につかることで体調管理に役立つ場合もあるとのこと。夏の不調が気になる人は、無理のない範囲で湯船につかる習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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調査概要
・調査時期:2026年7月8日
・調査対象:マイナビニュース会員
・調査数:男女合計300人
・調査方法:インターネットログイン式アンケート





