シマノは、ロードバイク向けホイールの次世代モデル「DURA-ACE WH-R9370」シリーズを発表した。
新シリーズは、同社の「Science of Speed」設計思想のもと開発されたもので、軽量化、空力性能、剛性を向上。ロードレースやタイムトライアル、トライアスロンなどのレースシーンに最適化したシステムとして設計された。
ラインアップは「C36」「C50」「C60」に加え、タイムトライアルやトライアスロン向けの「C99」フロントホイールとリアディスクホイールで構成される。タイヤ幅28〜30Cに最適化されており、エリートレベルの競技要求に対応するという。
前モデルの「WH-R9270」と比べ、ホイールセット重量は最大220g軽量化された。重量はC36が1170g、C50が1302g、C60が1389gとなり、登坂性能や加速性能の向上を図りながら、ハンドリング性能や耐久性も維持しているという。
また、内幅23mmのリムを採用し、近年主流となっているワイドタイヤとの組み合わせで空力性能を最適化。30Cタイヤ装着時の時速48km条件での試験では、前モデル比で最大2.7Wの空気抵抗低減を達成したとしている。
レース専用設計のカーボンスポークも新たに採用した。モデルごとにスポークタイプや本数、配置を最適化し、C36では軽量クライミング性能、C50ではオールラウンド性能、C60では高速巡航やスプリント時の剛性を追求した。
さらに、シマノ独自のカップ&コーンハブシステムを継承しながら、交換可能なベアリングカップを採用してメンテナンス性を向上。比較試験では、一般的なカートリッジベアリングと比べて回転トルクを30%低減したという。これにより、よりスムーズで効率的な回転性能を実現するとしている。
同シリーズは、Alpecin-Premier Tech Cycling TeamやFenix-Premier Tech Cycling Teamの選手、プロトライアスリートらと共同で開発。実際のレース環境で性能検証を重ね、加速性能やスプリント時の安定性、横風下でのハンドリング性能などを磨き上げたとしている。
発売は9月17日からで、WH-R9370-C50-TLを皮切りに順次展開する予定。


