かつては「ノンアルコールビール=お酒が飲めないときの代替品」というイメージが強かった。しかし近年の進化は凄まじく、「これ本当にノンアル?」と驚くようなクオリティの商品が続々と登場している。

では実際に、どれを選ぶのが正解なのか……。今回は、20代の女子から40代の男子まで、世代も性別も異なる4名のマイナビニュース編集部員を招集。主要3銘柄の飲み比べをガチで敢行してみた!

キリン、サントリー、アサヒ……「ノンアル3強」を比較検証

今回用意したのは、スーパーやコンビニで必ずと言っていいほど見かける、「アサヒ ゼロ」「サントリー オールフリー」「キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ」の3銘柄。それではさっそく、個性豊かな4名によるジャッジを開始しよう〜!

「アサヒ ゼロ」

まずは、こちらの「アサヒ ゼロ」。国産麦芽を使用し、ビールを醸造した後にアルコールを完全に取り除く独自の「ブリューゼロ製法」を採用。通常の倍以上のうまみ成分を残すことで、アルコール0.00%ながらf濃厚で本格的なビールの味わいを楽しめると評判だ。

20代女子「ブリューゼロ製法……。ああ〜、確かに。苦味がしっかりしていますね。私は普段あまりビールを飲まないので、ちょっとビール感が強すぎるかも。お酒好きの人が選ぶなら、これが一番飲んでる感があるかもしれないですね」

30代男子「僕はビール大好きですけど、これは結構本物の味に近い気がしますね。ただ、アサヒの『辛口』というイメージからすると、思ったよりフルーティーな印象もある。でも、よく言えばそれがクラフトビールというか、IPAっぽくも感じるような……」

30代女子「うん、美味しいですね! ちょっとさっぱりしてる気がする。パッケージも本物のビールに近いから、飲み会の席で飲んでいてもノンアルだってバレなさそうなのもいいですよね(笑)」

40代男子「う〜ん……そういうことね……。僕はノンアルだと物足りないんだけど、確かにこれは苦くてビールに近い気もする。あれ、これ甘味料入ってないの? それは好感度高いかも」

総じて“ビールっぽさ”を感じるという感想で一致! 比較的シャープな喉ごしと苦味を武器に、かなり健闘していた様子だ。

「サントリー オールフリー」

続いては「サントリー オールフリー」。二条大麦麦芽を使用した一番麦汁を、アロマホップと天然水で仕込んでおり、味わいの厚みやコク、ビールらしさを追求しながら、アルコール、糖質、カロリー、プリン体の4つがゼロという優れモノである。

20代女子「……あ、これ結構好きかも! すごくフルーティー。さっきの2つと比べると、圧倒的に爽やかで飲みやすいです。あまりビールを飲まない人間からすると、かなり飲みやすく感じますね。ゴクゴク飲みたくなる感じの味です」

30代女子「あ〜、確かに軽い! 喉が乾いている時に、ゴクゴク飲みたい感じ。運動の後とかにも良さそうですよね」

30代男子「面白いのが、オールフリーって『ビールの代わり』を目指しているというより、もう『オールフリー』っていう新しい飲み物のジャンルを確立している感じがしますね。お店でノンアルを頼むと大体これが出てくるから、飲み慣れている安心感もありますし」

40代男子「これ成分を見てみると、カロリーも糖質もプリン体も全部ゼロなんだね。他の2つは糖質があったりするけど、オールフリーは徹底してゼロ。これは嬉しいかも」

30代女子「30代になると、ご飯を抜いてもなかなか痩せなかったりするじゃないですか(笑)。だから、ノンアルを選ぶときに『わざわざ糖質を摂りたくない』って気持ちがある。その点、オールフリーは罪悪感が全くないのが嬉しい!」

30代男子「パッケージのデザインも白基調でオシャレですよね。他は明らかに本物のビールっぽいデザインにしているけど、これはパッとノンアルだってわかるから、会議中とかデスクで飲んでいても大丈夫そう(笑)」

「キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ」

最後は、キリンが誇るラガーブランドの名を冠した「キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ」。ラガータイプのビールを醸造した後にアルコールを取り除く「ラガービールテイスト製法」を採用。本場ドイツの脱アルコール設備を活用し、ラガーらしいコクや苦み、爽快なのどごしを再現しているという。

30代女子「あ……これはビールに近いというか、大人な感じ。麦の美味しさが一番強い気がします。食事と一緒に合わせるなら、これがベストじゃないかな? 私、これ好きですね」

30代男子「あ〜、わかります。『ビールっぽい味』という意味では、これが一番かもしれない。ノンアルビールって、ちょっと甘くないですか? これはそれがなく、本物っぽい感じ」

20代女子「どちらかというとキリンとアサヒは本当にビールに寄せているというか。ちゃんと苦みも効いていて、おつまみに合わせたくなるようなイメージ。ビールが好きな人が選びそうな味というか」

40代男子「いつもアルコール飲んでる人からすると、飲みやすいのかな。割とビールには近いかも。さっぱりめのビールという感じ」

【総評】ノンアルビールは今も進化中! シーンで使い分けるのが正解か

試飲を終えた後、4人は「どれが一番美味しいか」という議論以上に、「どんな時にどれを飲みたいか」という話で大盛り上がり! それぞれ好みはあるものの、やはりシーンやシチュエーションによって、飲みたくなるノンアルビールも変化するようだ。

20代女子「ビールがあまり得意じゃない人でも一番抵抗なく飲めるのはオールフリーだと思います。苦すぎないし、後味がスッキリしていて、何より軽やか。夏休みに外でアクティブに遊んだあととかに飲むなら、私はこれ一択です!」

30代女子「確かにオールフリー、完成度が高いよね。ダイエット中でも安心して飲めるのは、本当に頼もしい! でも、私はやっぱりラガーゼロが好きかな〜。味が好みのビールの感じがしました」

30代男子「普段あまりノンアルを飲まない人間からすると、どれもすごく進化しているんだなと驚きました。個人的にはアサヒが美味しかったけど、変にビールに寄せすぎず、独自の爽快さを追求しているオールフリーも潔いなと思います」

40代男子「『本物のビールに騙されたい』ならアサヒ、『しっかりとした食事のお供』ならキリン。でも、日常のあらゆるシーンで一番出番が多そうなのは、やっぱりオールフリーかな。『カロリーも糖質も全部ゼロ』っていうのがいいね」


「ノンアルビール=我慢して飲むもの」だったのは過去の話。それぞれ味の方向性が違うからこそ、気分や食事、シーンに合わせて選ぶ楽しさもある。しばらくノンアルを飲んでいないという人も、この夏はぜひお気に入りの一本を探してみよう!