春田法律事務所は2026年7月23日、「多重債務の実態」に関する調査結果を発表した。調査は2025年6月〜2026年5月に寄せられた債務整理の相談記録約600件を対象に実施。
多重債務者の借入先は平均5社、最多15社
借入先を把握できた約190件では、一人あたりの借入先は平均約5社、中央値4社だった。最も多いケースでは15社から借入をしており、複数の貸金業者やカードを利用するうちに返済管理が難しくなる実態が見られた。
負債総額は中央値約480万円、1,000万円超も約2割
負債総額を確認できた約450件(住宅ローンを除く消費者債務)では、負債総額の中央値は約480万円だった。500万円以上の負債を抱えるケースは約半数にのぼり、1,000万円を超えるケースも約2割確認された。
また、20代からの債務整理相談も一定数確認された。少額の借入から始まり、複数の借入先を抱えることで返済が難しくなるケースも見られた。
「気づいたら複数社に膨らんでいた」代表弁護士がコメント
春田法律事務所の代表弁護士・春田藤麿氏は、「借入先が平均5社という数字は、多くの方が『気づいたら複数社に膨らんでいた』状態で相談に来られる実態を表しています」とコメントした。また、借金の背景は人それぞれであり、一概に個人の問題とは言えないとしたうえで、任意整理・個人再生・自己破産など、状況に応じた解決策があると説明。
早めに相談することで生活の立て直しは可能であり、今回の調査結果がためらわず相談できる環境づくりの一助になればとしている。
出典:春田法律事務所


