オリコンは2026年7月1日、「NISA(証券会社/銀行)利用実態データ」を発表した。本調査は2026年3月2日~23日、2024年1月以降に新NISA口座を開設し現在も資産運用を行う18~74歳の利用者7,545人を対象に、インターネット調査によって実施された。

NISAを始めたきっかけは「手元資金の有効活用」が6割以上で最多

NISAで投資を始めたきっかけは、NISA証券会社利用者およびNISA銀行利用者ともに「手元にある資金を有効に運用するため」(NISA証券会社利用者:65.6%、NISA銀行利用者:64.9%)が最多となった。

続いて、両者とも「老後の資金を蓄えるため」が5割台、「ゆとりある生活に向けて蓄えるため」が3割台で続いた。一方、「金融機関の営業から勧められたため」はNISA銀行利用者(19.8%)がNISA証券会社利用者(5.5%)を大きく上回り、銀行では窓口での提案が投資開始のきっかけになっている様子もうかがえた。

  • NISAを始めたきっかけ(証券会社)

    NISAを始めたきっかけ(証券会社)

  • NISAを始めたきっかけ(銀行)

    NISAを始めたきっかけ(銀行)

口座開設理由はNISA証券会社が「手数料」、銀行が「既存利用」

現在利用しているNISA口座を開設した理由では、NISA証券会社利用者は「手数料が安いから」(33.9%)が最多となり、「口座開設が簡単だから」(26.4%)、「ポイントプログラムが充実しているから」(16.7%)が続いた。

一方、NISA銀行利用者は「既に他サービスで利用していたから」(46.4%)が最も多く、「会社の信頼性が高いから」(31.8%)が続いた。「手数料が安いから」は7.4%にとどまり、普段利用している金融機関への信頼感が口座開設につながっていることが分かった。

  • NISA口座の開設理由(証券会社)

    NISA口座の開設理由(証券会社)

  • NISA口座の開設理由(銀行)

    NISA口座の開設理由(銀行)

成長投資枠はNISA証券会社が「積立・一括」、NISA銀行は「積立」が最多

成長投資枠を利用している5,615人を対象に運用方法を聞いたところ、NISA証券会社利用者は「積立投資・一括投資の両方で運用している」(37.1%)が最多で、「一括投資のみで運用している」(36.8%)もほぼ同水準だった。

NISA銀行利用者では「積立投資のみで運用している」(42.8%)が最多となり、運用スタイルに違いがみられた。

  • 成長投資枠の運用方法(証券会社)

    成長投資枠の運用方法(証券会社)

  • 成長投資枠の運用方法(銀行)

    成長投資枠の運用方法(銀行)

積立投資は「1万円以上3万円未満」、一括投資は「10万円以上」が最多

毎月平均の運用資金では、証券会社・銀行ともに「つみたて投資枠」と「成長投資枠の積立投資」は「1万円以上3万円未満」が最多となった。

一方、「成長投資枠の一括投資」ではNISA証券会社(39.6%)、NISA銀行(39.4%)ともに「10万円以上」が約4割で最多となり、積立投資は少額、一括投資はまとまった資金を運用する傾向がみられた。

  • 毎月平均の運用資金(証券会社)

    毎月平均の運用資金(証券会社)

  • 毎月平均の運用資金(銀行)

    毎月平均の運用資金(銀行)