2027年開始予定の「こどもNISA」では、NISAの「つみたて投資枠」と同じ投資信託が対象になる見込みです。つみたて投資枠というと、オルカンやS&P500が定番の選択肢ですが、5年実績で見ると、それ以外にも高いパフォーマンスを残しているファンドがあります。
お子さんにとって資産形成の第一歩となる制度だからこそ、さまざまな選択肢を視野に入れながら検討したいところです。そこで今回は、SBI証券投資情報部のシニア・ファンドアナリスト・川上雅人さんに、5年で好成績を残したファンドについて解説してもらいます。
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こどもNISAで選べるファンドを整理する
「こどもNISA(仮称)」は、0〜17歳の未成年者を対象とした非課税の長期・積立投資制度です。非課税保有期間は無期限とされ、購入できる商品はNISAの「つみたて投資枠」と同様、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限定される予定です。
こどもNISAの対象商品がつみたて投資枠に準じることを踏まえると、つみたて投資枠でどのようなファンドが選べるかを知っておくことは、将来こどもNISAを活用した資産形成を考える際の参考になります。
NISAのつみたて投資枠というと、オルカン(全世界株式)やS&P500連動ファンドが定番の選択肢として人気ですが、それ以外にも好成績を収めているファンドがあります。
そこで今回は、SBI証券で取扱いのあるつみたて投資枠対象ファンドの中から、5年リターンおよび5年シャープレシオが上位のファンドを取り上げ、その特徴を見ていきます。
そもそも、こどもNISA(仮称)とは
- 2027年(令和9年)からの開始が示されている、子ども名義で非課税の長期・積立投資ができる制度
- 対象年齢は0〜17歳、非課税保有期間は無期限
- 対象商品は、NISAの「つみたて投資枠」と同様、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られる方向
5年実績で見るファンドの評価軸
こどもNISAは非課税保有期間が無期限とされていますが、実際にファンドを選ぶ際にどの期間の実績を重視すべきかは悩ましいところです。1年の実績では、その時々の相場環境の影響を受けやすくなります。かといって10年まで期間を広げると、そもそも10年以上運用されているファンドの数自体が少なくなってしまいます。
こうした点を踏まえて、直近の市場環境を反映しつつ、比較対象となるファンド数も十分確保できる「5年」の実績に着目しました。
そこで、SBI証券で取扱いのあるつみたて投資枠対象ファンド294本のうち、5年以上の運用実績を持つファンド229本を対象に、5年リターン(5年間でどれだけ値上がりしたか)および5年シャープレシオ(値動きの振れ幅に対してどれだけ効率よくリターンを得られたかを示す数値で、大きいほど「少ないリスクで効率よく増やせた」ことを示す)が上位のファンドをそれぞれ5本抽出しました。この「値動きの振れ幅」は標準偏差で表され、標準偏差が小さいほど価格の変動が比較的小さくなる傾向があります。
1本が両方にランクインしているため、合計9本のご紹介となります。その一覧が図表1・図表2です。 表中の「★」の数はファンドの運用実績などをもとにした格付け(レーティング)で、★が多いほど同じカテゴリー内での総合評価が高いことを示しています。


