日経平均が7万円をうかがう一方で、市場をけん引してきたAIや半導体関連株も、このところはニュースなどをきっかけに値動きの大きい場面が目立っています。

大事なお金を預ける以上は、やはり堅実な選択もしたいもの。こうした局面では、オルカンやS&P500だけでなく、国内の割安株(バリュー株)にも目を向けたいところです。

金利が約30年ぶりに1%台となったことで、企業の収益力や資産価値を重視するバリュー株への関心も高まりつつあります。

そこで今回は、SBI証券投資情報部のシニア・ファンドアナリスト・川上雅人さんに、5年実績で好成績を残している国内バリュー株ファンドの特徴について解説してもらいます。

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金利上昇で変わる国内バリュー株の魅力

NISAの普及を背景に、オルカン(全世界株式)やS&P500といったインデックスファンドへの資金流入が続いていますが、金利環境の変化を受け、これまでとは異なる投資スタイルにも注目が集まりつつあります。

6月の日銀金融政策決定会合では政策金利が引き上げられ、約30年ぶりに1%程度の水準となりました。こうした金利上昇局面では、将来の成長期待で評価される成長株よりも、現在の収益力や資産価値が重視される傾向があります。そのため、収益力や資産価値に対して株価が割安と考えられるバリュー株への関心が高まっています。また、高配当株ファンドの中にも、配当利回りだけでなく企業価値や割安性を重視して銘柄選定を行うものもみられます。

足元の株式市場ではAI半導体関連株を中心とした物色が続いている一方で、こうした成長分野においてもバリュエーション(株価の割安性)や収益性を踏まえた銘柄選別が進んでいます。結果として、バリューの視点を取り入れた投資の重要性が増しています。

一方で、成長テーマの一巡後を見据え、企業価値に対して割安な銘柄に投資する本来のバリュー投資にもあらためて注目が高まっています。

本稿では、キャンペーン対象ファンドを含む国内バリュー株ファンドの特徴や投資スタイルを整理するとともに、新たに設定されるファンドについてもご紹介します。

TOPIXを上回る実績 国内バリュー株ファンドを比較

図表1では、長期の5年リターンに着目し、SBI証券で取り扱うNISA・成長投資枠対象の国内バリュー株ファンドを取り上げました。あわせて、参考としてキャンペーン対象ファンドの好配当日本株式 オープン(愛称:好配当ニッポン)を掲載し、TOPIXインデックスファンドとの比較を行っています。

  • 図表1 NISAで買える 5年好成績 国内バリュー株ファンド ※ウエルスアドバイザーのデータをもとにSBI証券作成(2026年5月末基準)、SBI証券で購入可能なNISA成長投資枠対象の国内株式カテゴリーのうち、ファンド名に「バリュー」または「割安」を含むファンドを5年リターン順に表示、キャンペーン対象ファンドの好配当日本株式 オープン(愛称:好配当ニッポン)および代表的なTOPIXインデックスファンドを参考として掲載、上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません

    図表1 NISAで買える 5年好成績 国内バリュー株ファンド ※ウエルスアドバイザーのデータをもとにSBI証券作成(2026年5月末基準)、SBI証券で購入可能なNISA成長投資枠対象の国内株式カテゴリーのうち、ファンド名に「バリュー」または「割安」を含むファンドを5年リターン順に表示、キャンペーン対象ファンドの好配当日本株式 オープン(愛称:好配当ニッポン)および代表的なTOPIXインデックスファンドを参考として掲載、上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません

これらのバリュー株ファンドおよび参考掲載の好配当株ファンドは、1年・3年・5年の各期間において市場平均の指標の一つであるTOPIXインデックスファンドを上回るリターンを示しており、リスク(価格変動)に対するリターンの効率性を示す指標である5年シャープレシオでも上回る結果となっています。

好配当日本株式オープンは、配当の安定性や成長性に加え、バリュエーションも考慮した銘柄選定を行っており、バリューの視点も取り入れている点が特徴です。

また、2026年7月1日に設定されるキャンペーン対象ファンドのSBI・光 ハイクオリティ・バリュー株ファンド(愛称:ひかり優良バリュー)は、企業の収益力や財務基盤といった本質的価値に着目したバリュー運用が特徴です。光通信グループの投資ノウハウを活用し、光通信投資顧問からの投資助言を受けて運用を行います。

次のページでは、キャンペーン対象ファンドのダイワ・バリュー株・オープン(愛称:底力)を含む、好成績の国内バリュー株ファンドの特徴について詳しく見ていきます。